フォトレポート:入場から退場までユビキタスに管理--HITACHI-ITコンベンション2004

藤本京子(CNET Japan編集部)2004年07月22日 21時16分

 日立製作所は、22日と23日の2日間、東京国際フォーラムにて「HITACHI-ITコンベンション2004」を開催している。今年のテーマは、「ユビキタス情報社会における価値創造」。展示会場では、無線LANなどを使ったユビキタスアクセスコーナーや、ユビキタス情報社会のライフスタイルを体感できる展示など、ユビキタス関連の展示が中心。ほかにも、日立の得意とするハードディスク関連技術の展示や、同社の家電製品で主力となるハイビジョンテレビWoooを集めたWooo Worldコーナーなど、同社の技術が満載だ。

ミューチップを利用した入場ゲート 入場ゲートや各展示コーナーではミューチップリーダーが用意されており、IDパスをかざして入場者管理を行っている。サービス&ソリューション展示コーナーでは、大学にて試験導入中のミューチップ出席管理ソリューションなどのデモも用意されている。

iVDR(右)と、iVDR専用再生端末の試作機 小型で大容量のリムーバブルハードディスクiVDR(右)。iVDRは、さまざまな情報家電に組み込まれるかたちでの利用方法が考えられているが、専用の再生端末の試作機も展示されていた。

iVDRコンテンツ購入機 映画などのコンテンツを専用端末からiVDRにダウンロードして購入することができる。iVDRにセキュリティ機能を搭載することで、コンテンツを暗号化し、利用条件を限定することもできるため、7日間のみ閲覧可能な映画コンテンツを販売し、レンタルビデオ店の役割を果たすことも可能だ。

デジタルペンソリューション スウェーデンのAnotoによる技術を基にしたデジタルペンソリューション。ペンの先にカメラが搭載されており、ペンの中にはA4用紙50枚分の情報を保存することができる。手書きされた内容が、そのまま電子化できるというもの。病院のカルテや物流の伝票管理などでの利用が想定されている。

静脈認証システムを使ったATM 静脈認証は、指紋認証などよりも偽造が困難で認証率も高いとして、各社よりソリューションが提供されている。日立の静脈認証は指を使ったものだ。

静脈認証システムでPCもよりセキュアに 日立ソフトからは、静脈認証を使ったWindowsログオンシステム「静紋」がすでに販売開始されている。USBで接続可能。価格は6万2790円と高価だが、重要なデータを管理する企業の部署にとっては便利かもしれない。

ユビキタスHDDプロジェクト ハードディスクをプラットフォームとしたプロジェクトで、ハイビジョン対応の映像を7ストリーム同時に処理することが可能なシステムを展示している。ハイビジョンテレビに接続された中央のハードディスクプラットフォームは、iDVRなどのリムーバブルディスクにも対応するという。右側のPCとはLAN接続されており、ホームサーバの役目も果たしている。左ではパフォーマンスが表示されており、複数のアプリケーションを同時処理してもCPUの負荷がかかっていないことを示している。

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