日立、超低電圧版Pentium M搭載の企業向けノートPCなどを発表

ニューズフロント2004年06月25日 15時59分

 日立製作所は6月25日、企業向けノートPC「FLORA 210W」2モデルと、スリムタワータイプのデスクトップPC「FLORA 350W」4モデルを発表した。6月30日より順次販売を開始する。

 FLORA 210Wは、質量約1.23kg、厚み約23mmという薄型軽量タイプのノートPC。プロセッサは動作周波数1GHzの超低電圧版インテル Pentium M プロセッサを採用し、画面はXGA(1024×768ピクセル)表示可能な12.1型TFT液晶。対応メモリはDDR 333/PC2700 SDRAMで、最大768Mバイト搭載可能。

FLORA 210W

 オプションのIEEE802.11b/g無線LAN機能を選択すると、インテル Centrinoテクノロジ対応となる。有線LAN(100BASE-TX/10BASE-T)とモデムは標準構成で内蔵する。カードスロットは、PCカードスロットのほか、SDカード、マルチメディアカード、メモリースティック対応のスロットを1つ備える。バッテリーパックは、用途に応じて3種類のなかから選択できる。最も容量の大きい「バッテリーパック(L)」を装着した場合の使用可能時間は約8.7時間という。

 HDDの容量が40GバイトのPC8NL4-XCA130A10と、20GバイトのPC8NL4-XCA110A10という2つのモデルを用意する。税込み価格は、40Gバイトモデルが23万2050円、20Gバイトモデルが23万6250円。20Gバイトモデルのほうが価格が高いのは、「最新のHDDを採用し、40Gバイトモデルよりも軽さを実現したため」(同社広報部)としている。いずれも7月12日に出荷を開始する。

 一方、FLORA 350Wは、動作周波数3.40E GHzのHTテクノロジ インテル Pentium 4 プロセッサなどを採用したスリムタワー型PC。DVDスーパーマルチドライブなどを搭載可能な5.25型ベイを2ベイ、3.5型ベイを1ベイ、PCカードスロットを2スロット、SDカードスロットを1スロット、メモリースティックスロットを1スロット装備するなど、「高性能と拡張性を追求した」(同社)

 最大80GバイトのHDDを2台まで搭載でき、2台のHDDにデータを同時に書き込むIDE-RAID(ミラーリング)にも対応できる。有線LAN(1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T)インターフェースを内蔵。メモリは最大2Gバイト。各モデルの概要と価格、出荷時期は以下の通り。

【PC8DE6-XCC311110】

  • プロセッサ:HTテクノロジ インテル Pentium 4 プロセッサ(3.40E GHz)
  • 税込み価格:20万7900円
  • 出荷時期:7月30日

【PC8DE6-XCB311110】

  • プロセッサ:HTテクノロジ インテル Pentium 4 プロセッサ(3E GHz)
  • 税込み価格:15万3300円
  • 出荷時期:6月30日

【PC8DE6-XCA311110】

  • プロセッサ:インテル Pentium 4 プロセッサ(2.80A GHz)
  • 税込み価格:13万7550円
  • 出荷時期:6月30日

【PC8DE6-XCI311110】

  • プロセッサ:インテル Celeron プロセッサ(2.40 GHz)
  • 税込み価格:10万9200円
  • 出荷時期:6月30日

日立製作所のプレスリリース

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