ボーダフォン、光学ズーム内蔵端末など5機種を発表

永井美智子(CNET Japan編集部)2004年05月11日 21時03分

 ボーダフォンは2004年夏モデルとして、光学ズームを搭載した端末など計5機種を発表した。5月11日から東京ビッグサイトで開催中のビジネスショウTOKYO2004では、これらの新端末のほかコンセプトデザインや非接触IC機能を搭載した試作機などが展示されている。

 同社が10日に発表した夏モデルは、シャープ製のV602SHとV402SH、東芝製のV601T、三菱電機製のV401D、三洋電機製のV401SAの5機種。いずれも第2世代のPDC方式に対応する。V602SHは「世界初」(同社)となる光学2倍ズーム機能が搭載されている。また、V602SHとV601TはPDCとして初めて着うたに対応した。

 会場では同社が6日に発表したICカード機能付きフラッシュメモリカードが利用できる試作機も展示されている。端末はシャープ製で、メモリカードの開発には日立製作所が協力している。試作機ではSDカードが採用されているが、商用時に利用するカードの形状は未定という。ボーダフォンでは端末の世界展開を考えており、JICSAP2.0仕様とISO 14443 Type B仕様という2つの非接触IC方式に対応させることで、国内と海外のどちらでも利用できるようにしたとのことだ。

 また、4月22日に公開された同社のコンセプトデザインの試作機も展示された。「V0408-Digi・k-」というモデルはV602SHとして販売される予定だが、会場では「V0728-Flex-」と「V0809-Game-」というモデルの実機が紹介されている。コンセプトデザインの発表時には「開発が決まっているものと、デザインだけにとどまるものがある」と説明していたが、この2つのモデルに関しては開発が進められているようだ。

V602SH 「V0408-Digi・k-」という名前で紹介されていたモデル。デジタルカメラはヒンジ部分でなく、背面に置かれることになった

V401SA FMラジオを搭載。スライド式ながら厚さを20mmに抑えた

非接触IC対応機 ICカード機能付きフラッシュメモリカードを利用する。商用化は未定という

V0728-Flex- ディスプレイは横方向に開くことも可能。どちらでも操作しやすいように操作キーが斜めになっている

V0809-Game- ゲーム利用を想定したモデル。ディスプレイを閉じても操作できるよう、画面の横に操作ボタンがついている

山田優さん 同社の新しいCMキャラクター。5月13日からCMが放送される。ほかに成宮寛貴さんとベッキーさんも起用されている

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