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インテル、ホームネットワーキング実現に向けた計画を発表
サンフランシスコ発--Intelは米国時間17日、ネットワークで結ばれた家庭内でメディアファイルを簡単にやりとり可能にすることを狙った、さまざまな製品のアイデアやデザインガイドラインを披露した。
当地で開催中のIntel Developer Forumの基調講演で、同社幹部のLouis Burnsは、自宅内のどこからでも映画や他のメディアに簡単にアクセスできるようにするためのプロセスについて、同社が考えるいくつかのアイデアを披露した。
「まず第一に、プロセス全体が簡単なものでなければならない」とBurnsは基調講演に先立って発表した声明のなかで述べた。「デバイスは、箱から出してすぐに使えるようでなければならない。設定やスイッチのオン/オフが簡単で、操作やアクセスも簡単でなければならない。次に、コンシューマーはすべてのデバイスがワイヤレス接続になり、それを使ってデータをやりとりしたいと思っている。見苦しいケーブルや何台ものリモコンはもういらない。そして最後に、高品質のオーディオ/ビデオコンテンツを配信できなければならない」(Burns)
Intelは、今回のフォーラムで、新しいタイプのエンターテインメント指向のPC向けに、2つのPCデザインコンセプトを披露した。1つめは「Kessler」と呼ばれるもので、MicrosoftのWindows XP Media Center Editionが動作する、TV接続可能な薄型のエンターテインメントPCだ。このPCは、コンテンツをワイヤレスで共有でき、現行のMedia Center OS搭載のPCのように、キーボードに加えてリモコンでも操作できる。
「Kesslerプラットフォームを採り入れれば、さまざまなデバイスがひとつのハードウェアに統合されることから、デジタルホームがすっきりしたものになる」と、同社デスクトッププラットフォーム・グループのバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーのBurnsは述べた。同社と契約を結んだFirst International Computerでは、今年中にコンピュータメーカーに向けてKesslerを出荷する予定だ。
2005年を予定しているSandowというコード名のもう1つのデザインは、瞬時に起動する機能や、高品位テレビを再生したり録画したりする機能を備えている。
業界に向けたいくつかのアイデアに加え、Intelは同社独自の2つの新しいPCチップセットについても取り上げた。主流のPC向けに設計されたGrantsdaleというコード名のチップセットには、統合型グラフィック機能、デュアルモニタのサポート、より高速なDDR2メモリのサポート、そしてPC内部用の高速接続規格であるPCI Expressのサポートが含まれる。
またIntelでは、Alderwoodという、ゲーマーやマニア向けのハイエンドモデルも計画している。GrantsdaleとAlderwoodは両方とも、PCがワイヤレスアクセスポイントとして機能するため、別にルータを用意する必要がなくなる。また、これらのチップセットは、いわゆるRAID(Redundant Array of Independent Disks)機能も備えており、データが常にバックアップのハードディスクにミラーリングされるようになる。
Intelは、ある意味でデジタル革命とも呼べるものに向けて準備を整えつつある、数多くのIT企業のひとつ。現在ますます多くのメディアがデジタル化し、理屈の上では、コンシューマーがどこでも、どのデバイスでも、コンテンツを楽しむことが可能になっている。これはハードウェアメーカーおよびその供給元である部品メーカーに新たなビジネスチャンスを提供するもので、これこそIntelが重要な役割を果たしたいと望む分野だ。しかし、このビジョンを実現するには、各メーカーが協力し、コンシューマーのさまざまな要望を満たすような形でデジタルコンテンツを提供しながら、それをどう管理すべきかについて答えを見つけ出す必要がある。
Intelは、「Digital Home Working Group」という業界グループの一員となっている。少なくとも18の大手IT企業が参加している同グループは、職場でプリンタやブロードバンド接続を共有するのと同じような感覚で、コンシューマーが自宅のネットワークを使い家電製品にアクセスしたり、リソースを共有できるようにする接続技術の開発に取り組んでいる。こうした技術が実現すると、ユーザーは、たとえば別の部屋にあるコンピュータに保存された音楽ファイルを、居間のステレオシステムで楽しむことができるようになる。なお、同グループにはHewlett-Packard(HP)やNokia、ソニーなどが参加している。
同日、Intelは現行のx86プロセッサを64ビット対応するよう拡張した、最初のチップを出荷するという計画を発表した。この動きは、ライバルメーカーのAMDによる類似のアプローチに追従するもので、またこのチップは来期中の出荷が予定されている。
Intelは、さまざまなコンピュータ以外のデバイスがお互いを認識し、データを交換できるようにする新しいウェブサービステクノロジーのサポートも発表した。このWS-Discoveryという標準は、BEA Systems、キヤノン、Intel、Microsoftがサポートしている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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