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酸素もお金を出して買う時代--松下より酸素新製品群

2004/01/15 20:10
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 松下電器産業は15日、ホームアプライアンス事業の成長戦略のひとつとして、酸素関連の新製品群を発表した。今回発表されたのは、酸素エアチャージャー、酸素入浴機能つき給湯機器シリーズ、ルームエアコンKireiのXシリーズおよびSシリーズだ。

 松下電器産業 常務取締役 松下ホームアプライアンス社 社長の林義孝氏は、「主力家電商品の普及はすでに飽和状態となっている。また、少子高齢化と人口の減少が進む中、既存製品での売り上げ増加は望めないのが現状だ。アプライアンス事業が成長するには新規事業を開拓するなど、新たな成長戦略が必要」と、厳しい現状を明かす。だが、酸素関連商品は新規事業として順調に成長していることがうかがえる。2003年3月に発売した酸素エアコンは、同社のエアコン販売額全体の15%にまで達しており、同時期に発売した酸素エアチャージャーの販売台数は約5万台と、当初計画していた台数の2.5倍。酸素関連商品の合計販売実績は約120億円に達したという。

酸素エアチャージャーをプレゼントされてガッツポーズを見せる体操の塚原直也選手(左)と柔道の井上康生選手

 同社では、約30%濃度の酸素による効果をまとめており、これまで既に心理的・肉体的なリフレッシュとなること、集中力が持続できること、爽快な気分になれることなどを検証している。これらの効果に加えて今回新たに、呼吸域への酸素供給で体重・体脂肪が減少すること、浴槽水への酸素供給で湯冷めしにくいことや心肺への負担が軽減すること、室内への酸素供給で計算能力の向上とエラー率の減少といった具体的な集中力向上効果が見られたことなどの検証例を示した。

 それぞれの製品の生産台数は、酸素エアチャージャーMS-X100が月産2000台(4月21日発売、価格オープン)、酸素入浴機能つきガス給湯機が年間1万5000台(3月1日発売、価格34万円〜)、ルームエアコンKireiのXシリーズが月産2万台(1月21日発売、価格オープン)などとなっている。アテネオリンピック開催年を意識したコマーシャルには、ハンマー投げの室伏広治選手をはじめとするスポーツ選手が登場、発表会場には柔道の井上康生選手と体操の塚原直也選手がかけつけ、プレゼントされた酸素エアチャージャーを「オリンピックに持っていきたい」と述べた。

 林氏は「酸素供給器は、試してみたい健康機器ベスト10でマッサージチェア、体脂肪体重計に次いで3位にも選ばれており、新分野として非常に注目度が高い」と述べ、同市場への意気込みを見せている。市場規模は「立ち上がったばかりの市場なので未知数だ」としながらも、同社の2004年度の酸素関連商品の売上げ目標は500億円としている。

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