エプソン、業務用写真出力システムの普及版モデル

 セイコーエプソン(草間三郎社長)は、業務系写真出力システム「CRYSTARIO」のラインアップを一新し、普及版の新モデル「CRYSTARIO IB」(49万8000円)と、オプション製品の大判プリンタ「CRYSTARIO EX」(34万8000円)を、エプソン販売(真道昌良社長)を通じて04年2月下旬から順次発売する。本格的なデジタル出力システムの導入促進を図ることが目的。

 同社では、これまでも、デジタル時代における新しい写真ビジネスに踏み出すための「総合ワークフロー」の提案として、デジタルフォトの世界で培った顔料インクジェット技術とカラーマネジメントノウハウを結集した業務系写真出力システム「CRYSTARIO」を展開してきた。

 「CRYSTARIO」は、営業写真館・スタジオを始めとするプロフェッショナルフォトグラファーの要求に応える高画質の写真プリントを実現するとともに、写真ビジネスのワークフローを根本的に変革し、プレゼンテーションから納品までの工程を大幅に短縮することができるのが特徴。

 新モデルの「CRYSTARIO IB」は、従来モデルの基本機能を継承しながら、価格を半額以下に抑えた普及機で、これから営業写真のデジタル化に取り組もうとしているスタジオに最適な製品となっている。

 また、オプションとして発売する「CRYSTARIO EX」は、シリーズ全3機種の本体にUSBで接続し、額装、ポスターサイズのA1サイズまで出力することができる大判プリンタ。プロフェッショナルフォトグラファー向けに大判写真出力に特化した仕様となっているほか、「CRYSTARIO」本体内蔵プリンタと同様に、「EPP Layout」などの本体付属のソフトウェアから制御、印刷することが可能。対応用紙は、プレミアムラスター、マットロールなど数種類。

 なお、今回の新製品の発表に合わせて、既存の「CRYSTARIO」を機能強化した「CRYSTARIO PPPS-1E」(04年2月上旬発売、125万円)および「CRYSTARIO PPPS-1JE」(04年2月上旬発売、125万円)も投入する。両モデルは、新たに「CRYSTARIO EX」にオプション対応するとともに、プロフォトフィニッシュ用紙への印刷も可能となった。

セイコーエプソン
エプソン販売

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