富士フイルム、販売子会社を対等合併、デジカメの国内営業機能を一元化

 富士写真フイルム(古森重隆社長)は12月22日、全額出資子会社である富士フイルムアクシア(加藤正幸社長)と富士フイルムバッテリー(小松治夫社長)の2社を、04年4月1日付で対等合併することを発表した。存続会社は富士フイルムアクシアで、同社にデジタルカメラの国内営業機能を一元化する。

 これまで、富士フイルムアクシアは、FUJIFILMブランドとAXIAブランドの高品質記録メディア、および富士フイルムのデジタルカメラ「FinePix」の国内販売を手がけており、一方、富士フイルムバッテリーは、米エバレディー社製「富士フイルム・エナジャイザー」ブランドの一次電池、富士フイルムブランドの二次電池などの販売を主要事業としてきた。

 今回の経営統合によって、各社が得意とする販売ルートを通じて製品を拡販していくと同時に、間接部門、物流機能などの統合・一元化を進めていく。また、従来富士フイルムが行ってきたデジタルカメラの販売促進、技術サービスなどの機能を、富士フイルムアクシアに移管して国内営業機能を一元化することで、営業力の強化、商品開発力のアップを進めるとともに、物流機能の統合による効率化を進め、デジタルカメラ事業の強化を図っていく方針。

 なお、合併後の新社長には現富士フイルムアクシア社長の加藤正幸氏が就任する予定。

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