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リビングルームのデジタル市場を狙うWindowsのMedia Center日本版発表

2003/10/15 21:32
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 マイクロソフトは15日、テレビ、音楽、写真、ビデオなどのデジタルエンターテインメントをPC上で簡単に操作することを実現したWindows XPベースの最新OS、Windows XP Media Center Edition 2004日本語版を発表した。家庭のリビングルームに見立てたデモスペースから登場した同社代表取締役社長のマイケル・ローディング氏は、「これまでPCの活躍の場は仕事場が中心だったが、デジタルコンテンツが発展するにつれ、遊びの場においてもPCの活躍できる場が広がった。このOSは、家族の誰もがリモコンひとつでデジタルエンターテインメントを楽しむことができるものだ」と語った。

 Windows XP Media Centerはこれまで米国、カナダ、韓国限定で発売されていたもの。パッケージ版での販売はせず、同OSを搭載したメーカーからの「メディアセンターPC」を通じて市場に流通していたものだ。今回のバージョンアップで、日本をはじめフランス、ドイツ、中国など合計8カ国の市場でメディアセンターPCが販売されることになる。

 米Microsoftのアドバンストストラテジー&ポリシーバイスプレジデントである古川亨氏は、20年以上前にパーソナルコンピュータの未来について自らが執筆したコラムで「すべてのコンピュータはお互いにつながり、人と人とのコミュニケーションをスムーズにする新しいメディアになるだろう」と書いたことを述べ、

米Microsoftアドバンストストラテジー&ポリシーバイスプレジデント、古川亨氏
「この頃考えていたものが実現できるプラットフォームがついにデビューした」と語った。メディアセンターPCのデモでは、デモを行うウインドウズビジネス本部の菅伸吾氏の姿を古川氏が楽しげに写真に収め、「テレビを見ている最中に子供が撮ってきた写真をPCに差し込むだけで、カードが自動的に認識され、OSの操作を行うことなく写真を見ることができる」と、子役を演じて見せる場面もあった。

 ファミリーユーザーをターゲットとしているメディアセンターPCだが、実は米国で発売された当初は「大学生をターゲットとしていて、あてがはずれた」と古川氏は告白する。メディアセンターPCは概してハイスペックなため、低価格PCを求める若者には受け入れられなかったのだ。だが「想定していたターゲットはずれたが、思わぬ市場で受け入れられた」と古川氏。それがファミリーユーザーだったという。そのため同社ではターゲット層を見直して今回の新バージョンを発表、日本国内でもリビングルームで楽しめるファミリーマシンとしてメディアセンターPCを売り込んでいく戦略だ。

リビングルームでソファに座ってデモを行うウインドウズビジネス本部の菅伸吾氏

 メディアセンターPCを販売する国内パートナーとしては、ソーテック、東芝、NEC、日立製作所、富士通の5社が既に名乗りを上げていたが、今回のOS発表と同時に新たにエムシージェイ、デルコンピュータ、ビジュアルテクノロジーの3社がメディアセンターPCの発売を発表している。発売時期は、富士通が今月18日、NECと日立が今月30日からなどとなっている。Windows XP Home Edition搭載モデルと比較した場合の価格帯については、「各社の戦略によって異なる」(マイクロソフト広報部部長、岡部一志氏)としており、例えばNECでも「似たようなスペックを持ったモデルがないため、単純に価格を比較することはできない」(NEC広報部)としている。ちなみにNECのメディアセンターPC、Valuestar Uは約32〜33万程度となる予定だ。

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