米メトロワークス、PlayStation 2用IDEに米社製コンパイラを統合し、低レベルプログラム開発の負荷を軽減

ニューズフロント2003年09月26日 15時45分

 米Metrowerksは、ソニーのゲーム機PlayStation 2用ソフトウェア開発においてコード生成を効率化するため、同社の統合開発環境CodeWarrior Integrated Development Environment(IDE)と英CodeplayのVectorC{VU}コンパイラを統合した。メトロワークスが9月26日に明らかにしたもの。

 これまでPalyStation 2用の複雑なアプリケーションを作成するには、ベクターユニット向けにアセンブリ言語でプログラムを記述する必要があった。開発者は改めて命令セットを習得しなければならず、コード記述に時間もかかるので、開発作業の障害になっていたという。

 VectorC{VU}コンパイラを使用すると、C/C++言語を使ってPlayStation 2のベクターユニット用プログラムを記述できる。会話型オプティマイザ機能を備えており、プログラム作成の簡素化/効率化に向けたアドバイスや分析結果が得られる。

 MetrowerksとCodeplayがVectorC{VU}コンパイラとCodeWarrior IDEを統合したことで、「ベクターユニット用マイクロコードの生成が容易になり、(プロセッサに近い)低レベルの小さなプログラム開発が可能になった」(Metrowerks)

 同コンパイラの販売はMetrowerksが行うが、価格など詳しい情報については明らかにしていない。

メトロワークスのプレスリリース(Metrowerks発表資料の翻訳)
Metrowerks
Codeplay

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