XP専用の無線リモコン/マウスを米ジレーションが開発

 ジャイロマウスを開発した米Gyrationが、Windows XP Media Center搭載パソコン専用の無線リモコン兼マウス、Gyration Media Center Remoteを発表した。ニューヨークで開催されたCeBitで同社が明らかにしたもの。

 MicrosoftのWindows Media Center(WMC)オペレーティングシステムを搭載するシステムには、赤外線リモコンが標準装備されているが、従来のリモコン同様、見通しのきく場所からの操作が必要で、また40個もの機能ボタンが付随している。一方、その代替製品として開発されたGyrationの新製品は、ジャイロスコープを内蔵しているため、空中で同製品を振るだけで、マウスポインターの操作やパソコンの音量調節ができる。これにより、複雑さを軽減しながら、機能の充実を実現した。

 従来のリモコンとGyration Media Center Remoteが異なる点は、無線周波数信号を利用してパソコンと通信する点だ。赤外線リモコンでは不可能だった見えない所にあるパソコンを操作することが可能となった。

 Gyrationの創始者で最高経営責任者Thomas Quinnは、「従来の赤外線リモコンから大幅に進化した。ユーザーは、手を振ってクリックするだけでパソコンを操作することができるようになった」と声明を発表している。

 同製品は、テキストを読みやすくするズーム機能など80以上の機能を装備したソフトウエアスイート、GyroToolsと共に提供される。2003年後半に、米国と英国で販売される予定で、価格は150ドルから180ドルになる見通しだ。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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