オリンパス光学工業は5月12日、2003年3月期(2002年4月1日〜2003年3月31日)の連結決算を発表した。売上高は5643億4300万円で、前年同期の5284億1500万円から6.8%の小幅増収となった。営業利益は前年同期比47.4%増の623億4600万円、純利益は前年同期比136.9%増の243億4800万円となり、いずれも過去最高額を記録した。1株当たり利益は91円88銭。
売上高を分野別に見た場合、映像部門が2448億1400万円となり、前年同期に比べて43.4%増加した。海外でのデジタルカメラの売上高が前年同期比31.0%増の1397億8700円となったことが、大幅な増収につながった。医療部門も同様に売上高を伸ばし、前年同期比47.6%増の2684億5400万円となった。産業部門は同7.9%増の444億6300万円。
また、同社は今期の見通しについても明らかにした。内視鏡やデジタルカメラの売上増大が引き続き見込めることから、売上高は前期比15.2%増の6500億円、営業利益は同12.3%増の700億円を見込む。純利益は過去最高の370億円を予測している。想定為替レートは1ドル120円、1ユーロ125円。
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