NEBA、定時総会を開催、03年度の基本方針を発表

WebBCN (コンピュータ・ニュース社)2003年04月18日 10時20分

 日本電気大型店協会(NEBA、岡嶋昇一会長)は4月17日、第31回定時総会を 開催し、03年度(04年2月期)の基本方針を発表した。

 03年度は、公正取引委員会との関係協力体制を堅持し、公正で自由な競争市 場の構築のための研究・提言に注力する。会員企業に対して、景品表示法など 関係法規の遵守指導および一層の啓発を徹底。メーカーや団体、行政などとの 協議・懇談などを積極的に実施する。公取委では、「不当な価格表示について の景品表示法上の考え方」(価格表示ガイドライン)をこのほど一部改定。「 ポイント還元は景品類に該当しない」という対応を示している。

 また、RFIDを利用した物流システムの効率化や店頭の盗難防止対策などの研 究に一層参画していく。今年に入ってから、経済産業省のイニシアティブのも と、物流実証実験をこのほど実施。実証実験には、デオデオとベスト電器が参 画し、家電メーカー系物流事業者から流通販売事業者までの動脈物流における 商品情報無線タグ活用の効果や課題を調査、検討、評価するもので、販売状況 のリアル化や自動POS化に加え、盗難品管理による盗難抑止も検証した。

 個人向けパソコンリサイクルについては、産構審・廃棄物リサイクル小委員 会への参画や勉強会の実施、メーカーとの連携強化を図っていく。ほかには、 会員企業経営者のためのトップゼミや経営研究会の開催など調査研究会活動の 強化や、店長教育セミナーや「家電製品アドバイザー資格」取得の推進、NEBA のホームページの充実などを実施する。

 02年暦年は、会員企業の売上高が2兆4758億円(前年の91.49%)で、過去2 年連続で前年を下回る結果となった。岡嶋会長は、「厳しい状況下のなか、会 員企業同士の連携を深めることが重要だ」と強調した。

日本電気大型店協会

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