米ハンドスプリングの第3四半期決算:依然として状況厳しく

 苦戦中の米Handspringが、2003年第3四半期(1-3月期)の決算を発表。収益は3080万ドルで前年同期の5970万ドルから大きく減少、赤字額も9040万ドル(前年同期は2360万ドル)へと拡大した。また一株あたり損失62セント(前年同期18セント)だった。

 ただし、7590万ドルの特損計上分ほかを除くと、純損失は1280万ドル(一株あたり9セント)となる。同社では、現在追加の資金調達を進めているところで、3月29日時点で、5320万ドルの手元資金があるが、これは前期より1250万ドル減少している。

 同社は、現在Palm OS搭載のPDAからスマートフォンと呼ばれる複合携帯端末へ開発の重点を移しており、売り上げでも後者のTreoシリーズ製品が69%を占めた。さらに米Sprintならびに英Orangeの各通信会社との提携を決めており、これによって米国・欧州の両市場での展開が可能としている。

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