シャープ、ICカード向けJava Card OSを開発

ニューズフロント(CNET Japan特約)2003年01月22日 16時52分

 シャープは、1Mバイトと大容量のフラッシュ内蔵ICカードに最適なJava Card OSを開発したと1月22日に発表した。日本電信電話(NTT)から技術ライセンスを受けて開発したICカードをベースにした。

 フラッシュ内蔵ICカードとはCPUを内蔵したICカード。一般的な小容量のICカードと異なり、複数のアプリケーションをあらかじめ書き込めるほか、カードを再発行することなく新たなサービスを追加できる。「例えばオフィスの入退室管理、レストランでの支払い、ポイントシステムでのポイント加算、パソコン上での個人認証など、さまざまなシーンのカードを1枚に集約できる」(シャープ)

 同Java Card OSは、Java Card仕様のすべての暗号・認証機能をサポートしているため、高いセキュリティを確保できるという。同社では今後、セキュリティ市場に向けて幅広い事業展開を目指すとしている。また、大容量メモリー領域と接触/非接触両用カードの特長を活かしたマルチアプリケーション環境も積極的に提案していくという。

シャープのリリース

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]