[ブックレビュー]始めた後に読みたい1冊--「ひとつ上のGTD ストレスフリーの整理術 実践編」

二見書房
著:デビッド・アレン、監:田口元
詳細:単行本(ソフトカバー) / 333ページ / 二見書房 / 価格:¥1680 / 著者:デビッド・アレン / 監修:田口 元 / 外形寸法 (H×W×D):18.8cm × 13.0cm × 2.6cm / 重量:0.4 kg
内容:ワークフローの管理手法「GTD」を実践していく上で生じる迷いや疑問。実行しているからこそ浮かび上がってくる問題を解き明かす糸口を教えてくれる。
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 煩雑になってしまっている毎日のタスクを少しでも効率的に片付けたいと考えている人ならば、一度は出会った事のある方法がGTD(Getting Things Done)だろう。GTDについては、これまでに「ストレスフリーの整理術」「ストレスフリーの仕事術」という2冊の訳書が刊行されており、すでに実行している人も多い。だが、GTDを始めると色々な迷いや疑問が出てくるものだ。そのような疑問に答えるべく出されたのが本書だ。

 GTDのステップの中でも、タスクを見直す「レビュー」は面倒な作業だと思いがちだ。だが気になることをすべて書き出しても、見直さなければ、それらはまた覚えておかなくてはならない。後々ムダな事をしないで済むように「見直し」をするのだと言われれば、多少なりともGTDを実践したことがある人なら、素直に納得できるだろう。

 本書では「ロードマップ(地図)」というキーワードで、GTDを実践することにより、「見通し」を立てる事の重要性を説いている。見通しを立てるには、定期的に「レビュー(本書ではあえて「見直し」と言い換えている)」して、データを更新し、現在の状況を把握する必要がある。最新の地図でなければ、迷ってしまうのは当然だ。

 年末年始には、まとまった時間が取れる人も多いだろう。その時間を利用して、GTDを始めるのはどうだろう。自分のロードマップを持って、年明けをすっきりした頭で迎えるのは、気持ちが良さそうではないか。

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