[ウェブサービスレビュー]身代わりになってスクリーンショットを取得、サイトの安全性も確認できる「Securl」

nu-face hoting service
内容:「Securl(セキュアール)」は、入力したURLの安全性を診断してくれる国産サービスだ。ウィルス情報や詐欺サイト判定、迷惑サイト判定を行ってくれることに加えて、ユーザの身代わりになってサイトのスクリーンショットを取得してくれるなど、豊富な機能が特徴だ。

 「Securl(セキュアール)」は、入力したURLの安全性を診断してくれる国産サービスだ。ウィルス情報や詐欺サイト判定、迷惑サイト判定を行ってくれることに加えて、ユーザの身代わりになってサイトのスクリーンショットを取得してくれるなど、豊富な機能が特徴だ。


「Securl」トップページ。この種のサービスとしては珍しい国産のサービスだ

 使い方は、トップページのフォームにURLをペーストして「GO!」をクリックするだけ。サービスが身代わりとなって対象のURLにアクセスし、スクリーンショットを取得するとともに、ウィルス情報や詐欺サイト判定、迷惑サイト判定を行い、その結果を表示してくれる。スクリーンショットはリンクが埋め込まれている箇所を視覚的に表示することもでき、マウスオーバーでリンク先のURLを確認できるので、利用者はそれらの情報を総合的に判断して、実際にアクセスするかを判断すればよい。

 本サービスは同種のサービスではあまり見かけない、便利な特徴をいくつか備える。ひとつはスクリーンショットを取得する際、遅延秒数を指定できること。スプラッシュページを表示するサイトなどでは、アクセスしてすぐにスクリーンショットを取得すると、本来のページの内容とは異なる画像が取得される場合がある。本サービスではアクセスしてからキャプチャを実行するまでの秒数を0/1/3/10秒から切り替えられるので、うまく取得できない場合も対処が容易だ。

  • まずはURLをペーストして「GO!」をクリック。スプラッシュページ対策としてキャプチャまでの遅延秒数を指定できるのは同種サービスにない特徴だ

  • しばらく待つとチェックの結果が表示される。これは問題がなかった時の表示。リンクが張られている箇所は赤枠がつけられており、マウスオーバーすることで欄外にURLを表示できる

  • こちらはウィルスを検出した際の表示。警告色で表示されるので分かりやすい

 もうひとつはスクリーンショットの共有機能。対象サイトのスクリーンショットはオンラインで表示できるだけでなく、ローカルに保存したり、またサーバにアップロードして共有することができる。ウィルス情報や詐欺サイト判定、迷惑サイト判定といった付帯情報もまとめてアップロードできるので、チェックの結果を他の人に知らせる用途にはぴったりだ。こちらの画面でもリンク箇所を視覚的に表示する機能が用意されており、利用者が判断する際の材料として活用できる。

 使っていてやや気になったのが、ウィルスチェックや迷惑サイトなどの判定に使っているデータベースの種類がサイト上に明記されておらず、診断結果にどの程度の信頼性が置けるかが判断しづらいこと。またページそのもののチェックと、ドメイン単位での診断が混在しており、見分けがつきにくいのもネックだ。国産サービスということで初心者にも分かりやすいインターフェースを備えるだけに、こちらの表記がもう少し詳しくなれば、便利なサービスとして重宝される機会が増えることだろう。

  • ウィルス情報、詐欺サイト判定、迷惑サイト判定といった情報が表示されるが、どのようなデータベースと照合しているかは明記されていない。またページそのもののチェックと、ドメイン単位での診断が混在している点も、気をつけたほうがよいだろう

  • クリックひとつでキャプチャ画像をローカルに保存したり、アップロードして共有することも可能だ

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