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2016年は“基礎固め”の年に--ブレない自分を作る本5選

2016/01/02 08:00
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 2015年も50冊以上の本を紹介してきたが、今回はその中から厳選した5冊を紹介する。選んでみると、結果的に自身の基礎固めとなるような、自分を強くしてくれる考え方やスキルを身につけるための5冊となった。年初に読むのにも最適だろう。


「ロジカルシンキングを鍛える」

「ロジカルシンキングを鍛える」

 ロジカルシンキングは、もはやビジネスパーソンの基礎力と言っていいだろう。ロジカルシンキングができなければ、クライアントや上司に話をスムーズに聞いてもらうことも、ビジネス上の問題解決もままならない。ただ、ロジカルシンキングの力を鍛えるには、やはりある程度の訓練が必要だ。本書は、本という形式でロジカルシンキングについて学べるほか、読者向けに用意された動画でも学べるため、居ながらにして、セミナーを受講しているような気持ちになれる。文字で読んで、分かった気になっているところでも、あらためて映像と音声で説明されることで、しっかりと理解できる。ロジカルシンキングについて、体系的に学べるとともに、自分で訓練しやすい構成になっているので使いやすい1冊だ。


「シカゴ・スタイルに学ぶ論理的に考え、書く技術--世界で通用する20の普遍的メソッド」

「シカゴ・スタイルに学ぶ論理的に考え、書く技術--世界で通用する20の普遍的メソッド」

 ロジカルシンキングと合わせて、ビジネスパーソンが身につけておきたいスキルが「文章力」だ。そもそも、ロジカルシンキングができなければ、人に読んでもらえる文章など書けないので、本書のタイトルにも「論理的に考え」という文言が入っている。「ロジカルシンキングを鍛える」と一緒に読むことで、相互に理解しやすくなるはずだ。本書は、英語圏の標準的なスタイルガイドである「シカゴ・スタイル」に基づいて、文章を書く方法について、丁寧に教えてくれる。修正前の文章では「なぜ分かりにくいのか」「どこが分かりにくいのか」を明確にしてくれるので、分かりやすい文章を書くためのポイントが理解しやすい。分かりやすい文章を書くにも、ある程度の訓練が必要だが、基本となるルールが分かっていれば、断然書きやすくなる。上手い文章ではなく、理解してもらえる文章を目指す必要のあるビジネスパーソン必携だ。


「エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする」

「エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする」

 本書に「自分で優先順位を決めなければ、他人の良いなりになってしまう」という一文がある。「あれもこれも、やらないといけないことが多すぎて、優先順位なんて付けられない」と思っていたり、「仕事がいつも最優先」でいたりしていいのだろうか。それによって、本当に大切なことを見失ったり、大事な人を失ってしまったりすることもあり得るのだ。これまでの「人に言われた通りにやる自分」とはおさらばして、何が最も重要で大事なことなのかを、自分で見極めて選択するためには、今までやっていたやり方とは、まったく異なるやり方をしなければならない。それは辛いことかもしれないが、変われた自分にできる素晴らしいことを考えたら、やり遂げられるだろう。そのための助言を欲しているなら、本書が強い味方になる。


「メンタルが強い人がやめた13の習慣」

「メンタルが強い人がやめた13の習慣」

 人の心は、強いようでいて弱く、弱いようでいて強い。そんな複雑な心を抱えながらも、生きていかなくてはならない私たちにできることは、自ら自分の心を追い込むことを止めることではないだろうか。本書は「エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする」を読む心の状態よりも、もう少し弱っている状態の人向けだ。自分を鼓舞してくれるような、エネルギーにあふれた助言は、元気でやる気に満ちている人には頼もしいが、気持ちがネガティブになっていて、沈みがちなときには、素直に受け入れられないものだ。そのような時は、自分も心に大変な傷を負った経験のある本書の著者のような人からの、セラピーに近い言葉の方が納得でき、次の一歩を踏み出すきっかけになるだろう。


「レジリエンスとは何か」

「レジリエンスとは何か」

 本書もメンタルに関連するが、こちらは暮らし全般に対する「生き方」に関係する。著者は、レジリエンスという言葉を「しなやかな強さ」と訳すことが多いそうだが、たとえば、震災のような大きな災害にも折れない心というだけではなく、生活そのもの、自治体、ひいては国全体が、しなやかに再生できたり、問題なく生活を継続できたりする強さのことを言う。何かが欠けたら、すべてが機能しなくなるというのではなく、何かが欠けても、代替できるものがいつでも用意されている状態。これほど、強いことはない。海外での取り組みなども参考にして、日本でも取り組んでいこうという内容だが、その考え方を学ぶことは、自分の身の回りのシステムについて考えるきっかけにもなる。

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