[ブックレビュー]“ノートを取る”の常識を変える--「マッキンゼーのエリートはノートに何を書いているのか」

ソフトバンク クリエイティブ
詳細:単行本 / 224ページ / SBクリエイティブ / 価格:1404円 / 著者:大嶋祥誉 / 発売日:2015/02/27 / 外形寸法 (H×W×D):18.6cm×13.0cm×2.0cm / 重量:0.2 kg
内容:ノートは講義を聞きながら書いたり、メモしたりするもの、と思っていないだろうか。マッキンゼーではノートを複数用意し、使い分けることで問題解決の糸口にしているという。ビジネスパーソンとして身につけたいマッキンゼー流のノート術とは?

 ノートと言えば、講義などを聞きながら書いたり、会議で人の話をメモしたりするために使うものと思いがちだが、問題解決のプロであるコンサルタントたちは、そのようなことにノートを使っているわけではないという。ノートを「問題解決のための思考を書く場所」として使っているのだ。

 ビジネスパーソンが、ノートをきれいに書いたからといって、誰かに褒められて満足するだけというわけにはいかない。仕事の成果として、実りのあるアウトプットを提供できるようにするために、ノートを活かすことの方が重要だ。「ノートをとること」が目的ではなく、仕事の目的に合わせたアウトプット(コンサルタントの場合は問題解決)を出すために、ノートを利用するのだ。

 そうなると、授業のノートを取るという使い方しかしてこなかった場合、ノートをどのように使えばいいのかよく分からないこともあるだろう。そこで参考になるのが、ノートの使い方の一例としての「マッキンゼー流」だ。実践の場で使ってきた著者による本書で、今後の自分のノートの使い方が一変するかもしれない。自分に合っているか否かは、やってみて判断すればいい。今、自分の方法が確立されているのでなければ、真似てみることから始めよう。

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