[ブックレビュー]人生を“声”から変える--「8割の人は自分の声が嫌い 心に届く声、伝わる声」

KADOKAWA
詳細:新書 / 222ページ / KADOKAWA/角川マガジンズ / 価格:864円 / 著者:山崎広子 / 発売日:2014/11/10 / 外形寸法 (H×W×D):17.2cm×10.8cm×1.8cm / 重量:0.2 kg
内容:自分の声をきちんと聞いたことがあるだろうか。良い声を身につけることは、人に自分の気持ちをきちんと伝えることに結びつく。あまり気にしていなかった人も改めて“声”の重要性について考えたい。
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 自分の声と正面から向き合ったことはあるだろうか。歌手や役者ではないから、自分の声と向き合う必要などないと考えているなら、それは認識を改めるべきかもしれない。普段から自分の出している声で、どれほど印象が変わってしまうのか、本書を読めば、その声の重要性が分かる。

 そもそも、自分の声を録音して、客観的に聴いたことがない人は、まずは自分の声を聴いてみるといいだろう。「自分の声はこれだ」と思っていたのとは、かなり違うように聞こえるはずだ。なぜそうなるのか、その原因も本書に詳しく解説されているが、問題は「自分の声が、実際には他人にどのように聞こえているのか」ということだ。本書でも指摘されているが、自分の声が嫌いだというなら、その嫌いな声を他人に聴かせ続けているのはどうなのか。それももっともだ。

 本書によると自身の「良い声」を身につけるため、ヴォイストレーニング教室などに通う必要はなく、自分自身で「オーセンティック・ヴォイス(真実性のある声)」を見つけて、声を訓練することができるとのこと。たとえばプレゼンテーションに向け、スピーチテクニックなどを磨く前に、声そのものを良くしてみるのはどうだろう。

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