自分の声と正面から向き合ったことはあるだろうか。歌手や役者ではないから、自分の声と向き合う必要などないと考えているなら、それは認識を改めるべきかもしれない。普段から自分の出している声で、どれほど印象が変わってしまうのか、本書を読めば、その声の重要性が分かる。
そもそも、自分の声を録音して、客観的に聴いたことがない人は、まずは自分の声を聴いてみるといいだろう。「自分の声はこれだ」と思っていたのとは、かなり違うように聞こえるはずだ。なぜそうなるのか、その原因も本書に詳しく解説されているが、問題は「自分の声が、実際には他人にどのように聞こえているのか」ということだ。本書でも指摘されているが、自分の声が嫌いだというなら、その嫌いな声を他人に聴かせ続けているのはどうなのか。それももっともだ。
本書によると自身の「良い声」を身につけるため、ヴォイストレーニング教室などに通う必要はなく、自分自身で「オーセンティック・ヴォイス(真実性のある声)」を見つけて、声を訓練することができるとのこと。たとえばプレゼンテーションに向け、スピーチテクニックなどを磨く前に、声そのものを良くしてみるのはどうだろう。
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