[ウェブサービスレビュー]補間方法まで指定できるプロ好みの「画像サイズ変換サービス」

Yoshio Kanaya
内容:「画像サイズ変換サービス」は、写真など画像のサイズをオンラインで縮小できるサービスだ。サイズなどの指定はもちろんのこと、補間方法についても詳しく指定できるので、写真やバナー、スクリーンショットなど、画像の特性に応じてなるべく劣化なく縮小できるのが特徴だ。
  • 「画像サイズ変換サービス」トップページ。同サイトで提供されている画像サイズ一括変換ソフトのお試し版といった位置づけ

 「画像サイズ変換サービス」は、写真など画像のサイズをオンラインで縮小できるサービスだ。サイズなどの指定はもちろんのこと、補間方法についても詳しく指定できるので、写真やバナー、スクリーンショットなど、画像の特性に応じてなるべく劣化なく縮小できるのが特徴だ。

 使い方は至ってシンプルで、まずは「ファイルを選択」をクリックしてローカルの写真を指定。サイズを指定して「変更実行」をクリックすれば、縮小された画像が表示されるので、あとは右クリックしてダウンロードすればよい。アップロードできるファイルのサイズは最大4Mバイトまでで、フォーマットはJPGやGIF、PNGのほか、BMPやTIFFにも対応している。

  • 画像サイズは横幅や縦幅を指定する方法のほか、縦横の比率を無視して変倍を行うこともできる。プリセットはないので手入力が必須

 本サービスの特徴は、縮小にあたって補間方法が指定できることだ。ニアレストネイバーやバイリニア、バイキュービックなど、同種のウェブサービスでは指定できない画像の補間方法をプルダウンメニューから指定できるので、画像の特性に応じて選択することで、なるべく劣化を押さえた縮小画像を得られる。それぞれの方式の違いについてもページ上に詳しく記されているので、画像処理ソフトでこれらの項目に慣れていない人でも容易に扱える。

 サイズは横幅や縦幅を指定する方法のほか、縦横の比率を無視して変倍することもできる。また画質や解像度も指定できるなど、同種のウェブサービスに比べると詳細な指定が可能だ。一方で、よく使われる画像サイズがプリセットされているわけではないので、サイズはつねに手入力が必要となるほか、同種サービスの多くでは可能なパーセンテージによる指定は行えない。

 また画像の回転機能やトリミング、明るさやコントラストの補正、フィルタなどの付加機能は搭載されておらず、純粋に画像の縮小のみの加工となる。このあたりは、複数枚数の同時処理が可能な一括変換ソフトの試用版に近い性格上、致し方ないところだろう。オリジナルの画像と見比べつつ、1枚の画像をじっくりと縮小したい用途に向いたサービスだ。

  • ニアレストネイバーやバイリニア、バイキュービックなど、画像処理ソフトではおなじみの補間方法をプルダウンメニューから指定できる。ウェブサービスとしては珍しい

  • 縮小を実行するとプレビューが表示されるので右クリックで保存する。ファイル名は元のファイル名とは関係ない、日時を元にしたユニークな数字がつけられる。また試した限りではExif情報は無条件で削除されるようだ

  • 補間方法については詳しい用語説明が用意されており参考になる

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