米司法省、NSA監視プログラムを違憲とする判決に上訴

Carrie Mihalcik (CNET News) 翻訳校正: 編集部2014年01月06日 12時05分

 米国家安全保障局(NSA)による米国人の通話記録収集をめぐる結論の出ない法的議論が続いている。

 米司法省は米国時間1月3日、NSAの監視プログラムが違憲である可能性があるとして2013年12月に米連邦裁判所が下した判決に対し上訴した。

 米地方裁判所のRichard Leon判事は12月16日、NSAによる大量の通話メタデータ収集は合衆国憲法修正第4条に違反している可能性があり、「プライバシーに対する合理的な期待を間違いなく侵害している」と判断した。Leon判事は、法的活動家Larry Klayman氏対Obama米大統領という構図の本件に関する仮差し止め命令を出し、NSAの通話メタデータ収集の停止とこれまでに収集したデータの破棄を命じたが、同判決に対する上訴を認めていた。

 同判事は以前、上訴の手続きには「今後最低6カ月」を要すると見込んでいると述べていた。

 米司法省による上訴は、米自由人権協会(ACLU)が、NSAによる大量の通話メタデータ収集に対する訴訟の棄却に不服を申し立てたわずか1日後のことだった。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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