ネオマーケティングは1月25日、「SNS利用者の本音調査」の結果を発表した。面識がないユーザーからのリクエストや自分の書き込みに対する返事が気になるなど、SNSを利用する上で不満を抱えるユーザーは6割を超えるという。
SNSを利用する際の端末で、最も多かった回答はPC(91.7%)という結果。続くスマートフォン(53.9%)と携帯電話(21.1%)を合わせると、約75%がいつでもSNSを利用できる状態にある。1日平均のSNS利用時間は「30分以内」が27.7%、「10分以内」が23.7%、「1時間以内」が18.6%という結果となっている。
SNSを利用して良かったことの1位は「暇つぶしができるようになった」の50.2%、2位は「昔の友人などと再会することできた」の30.4%、3位は「友人が増えた、友達の輪が広がった」の25.3%という結果となった。
SNSを利用して、不満に思ったことがある男性は57.2%、女性は70.8%に上る。「面識がない人からのリクエストがあること」「自らの書き込みの返事があったか気になってしまうこと」「SNSに拘束されるようになったこと」などに、多くの人がストレスを感じるという。このようなSNS疲れを感じながらも、人付き合いのツールとして66.5%が「現状の頻度を維持して続けたい」と回答している。
行き過ぎたSNS疲れやSNS依存化の毒気を抜くという「デジタルデトックス」という言葉があるとし、「ソーシャルデトックス」という言葉に言い換えられるかもしれないと説明している。調査結果について銀座泰明クリニック院長の茅野分氏が以下のようにコメントしている。
「当院にはSNSが誘因と思われる患者さんも来院されている。“ソーハラ(ソーシャルハラスメント)”とも言われている新しい精神的なトラブルです。今回の調査結果をみると、若い人ほどSNSを休む時間がほしいと思っており、面倒と答える人が50%以上いることが分かった。“ソーシャルデトックス”という新しい言葉があるが今後SNSと上手く付き合っていくために、例えば、寝る前や日曜日にはSNSを休んでみる、その代わり、他人の目を気にすることなく、自分の好きなことに打ち込んでみる、などしてみてはどうか」
調査は1月15~16日、SNSを利用する首都圏、関西、愛知県の男女20~49歳を対象にウェブアンケートで実施。有効回答数は1000人。
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