[ウェブサービスレビュー]ウェブページを1枚の画像でキャプチャする「Capture Full Page」

Capture Full Page
内容:「Capture Full Page」は、スクロールが必要なウェブページのスクリーンショットを継ぎ目のない1枚の画像で生成できるウェブサービスだ。サイトの全体像をプレゼン資料に貼り付ける目的でキャプチャしたり、保存用にスクリーンショットを撮ったりと、さまざまな用途で活用できる。

 「Capture Full Page」は、その名の通り、ウェブページ全体をキャプチャできるウェブサービスだ。URLを入力してボタンを押すだけで、スクロールが必要なウェブサイトのスクリーンショットを継ぎ目のない1枚の画像で取得できる。

  • 「Capture Full Page」トップページ。サイトは英語だが、URLを入力してクリックするだけなので利用に支障はない

 オンラインでスクリーンショットを取得できるウェブサービスはいくつかあるが、全画面のキャプチャに対応しなかったり、日本語に対応せず文字化けするケースも少なくない。本サービスはブラウザ上でスクロールしなければ表示できないページの下部についても、1枚の画像で取得できる。用途に応じてこれらスクロールキャプチャと、上部のファーストビューのみのキャプチャを切り替えられるのも便利だ。

 またレイアウトの再現性もかなり高く、日本語が文字化けすることもほとんどない。FlashやJavaScriptが読み込まれずに画像の一部が欠けたり、またログインが必要なサイトに対応しないといったウェブサービス特有のデメリットはあるものの、見た目がオリジナルとかけ離れていて使い物にならないといったことはまずない。サイトの全体像をプレゼン資料に貼り付ける目的でキャプチャしたり、保存用にスクリーンショットを撮るといった用途にうってつけだ。

 使い方は簡単で、トップページ上部にあるフォームに対象サイトのURLを入力して「Take Screenshot」をクリックするだけ。しばらく待つとサムネイルが表示されるので、サイズを選んで「View」ボタンを押せば、指定のサイズでスクロールキャプチャした画像が表示される。あとは右クリックでローカルに保存するだけだ。

  • 上部のフォームにURLを入力し「Take Screenshot」をクリックする

  • 進捗バーが表示されるのでしばらく待つ。10秒もかからない場合もあれば、1分を超える場合もある。ページの長さからサイト自体のレスポンスまでさまざまな要因が関係しているものと思われる

  • スクリーンショットが取得され、画面左側にサムネイルが表示された。日本語も文字化けせずにきちんと表示されている

 サイズは幅1280ピクセルから320ピクセルまでの5種類と、アイコン用のスモールサイズの計6種類が用意される。原寸で取得したければ幅1280ピクセル、サムネイルとしてプレゼン資料やウェブサイトに掲載するのであれば幅640や320ピクセルの画像を選んで保存すればよい。

 進捗表示がわかりづらくやきもきさせられる場合が若干あるのと、取得する画像サイズが大きい場合にサイトのレスポンスが悪くなる場合があるのが玉にきずだが、この手のサービス特有の現象で、致し方ないところだろう。ローカルで動作するキャプチャソフトが利用できない環境において、ビジネスユースから私用まで、さまざまな用途で活用できるサービスだ。

  • 画面右側でサイズを選んで「View」ボタンを押せばJPEG画像が出力されるので、あとはローカルに保存するだけ

  • 幅320ピクセルで取得した画像。サイズはこの320ピクセルのほか、原寸大、640ピクセルなど計6種類から選べる

  • FlashやJavaScriptで生成している部分については読み込まれない場合がある

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