アップル、「iOS 4.2」を公開--iPadでのマルチタスク対応を可能に

 Appleは11月22日、同社モバイルOSの最新版「iOS 4.2」が「iPad」「iPhone」「iPod touch」向けに利用可能となったことを発表した。同OSは、主な新機能としてAirPlayやAirPrintなどを搭載している。

 AirPlayは、iPad、iPhone、iPod touchから音楽、ビデオ、写真をワイヤレスでApple TVにストリーミングすることを可能にする。AirMac ExpressとAirPlayを使ってステレオやパワードスピーカーにもワイヤレスでストリーミングすることや、今後市販予定のAirPlay対応のスピーカーに直接ストリーミングすることも可能となる。

 AirPrintは、Wi-Fiプリントアーキテクチャとして、プリンタドライバ不要での印刷を可能にする。AirPrint対応プリンタを使うことで、iOSデバイスから直接プリントができるようになる。

 また、iOS 4.2では、マルチタスク、フォルダ、統合インボックス、Game Center、AirPlay、AirPrintなど、iOS 4.0、4.1、4.2が持つ100以上の新機能をiPadでも利用可能にする。Appleの最高経営責任者(CEO)Steve Jobs氏は、「iOS 4.2によりiPadはまったく新しい製品に生まれ変わる。iOS 4.2とiPadの組み合わせは、他のタブレットが目指すことを望みながら、ほぼ到達できないであろう新たな目標を定義するもの」とリリースで述べている。

 さらに、Appleは、iOS 4.2の公開に伴い、紛失したiPad、iPhone、iPod touchを探す機能「iPhone(iPad、iPod touch)を探す」が、MobileMeに加入しなくても無料で使えるようになったことも発表した。無料の「iPhoneを探す」機能は、iPhone 4、iPad、第4世代のiPod touchで利用可能だとAppleは述べている。Appleによると、「iPhoneを探す」アプリケーションはApp Storeから無料でダウンロードすることができるという。

 本稿執筆時点では、iOS 4.2はダウンロード可能となっていない。MacStoriesMacWorldでは、ダウンロードの開始は米国太平洋時間午前10時になるのではと予想している。

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