レッドハットは8月23日、「Red Hat Enterprise Linux 3 Extended Life Cycle Support」(RHEL3 ELS)の提供を同日より開始することを発表した。これにより、Red Hat Enterprise Linux(RHEL)のサブスクリプションのアドオンとして、従来7年間だったRHEL3のサポートを最大10年に延長することが可能になった。
2003年10月に提供が始まったRHEL3は、レッドハットの標準の7年間サポートにより、2010年10月31日までサポートが提供される。今回のRHEL3 ELSは、これに3年間の延長サポートを加えることで、RHEL3上のミッションクリティカルなシステムを延長して安定運用したいという要望に応えるものだとしている。
RHEL3 ELSは、既存のRHELサブスクリプションのアドオンの形態で1年間のサブスクリプションとして提供される。ELSサブスクリプション契約の更新により、RHEL3のサポートを最大3年延長するとともに、クリティカルなバグとセキュリティに対する修正をドキュメントとナレッジベースの情報とともに3年の延長期間中に提供する。また、ベースのRHELサブスクリプションに準じたSLAでRHEL Core Packageをサポート。クリティカルなシステムで利用されているRHEL3システムの長期安定稼働を支援する。価格はオープン。
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