LINE、ユーザーの通信を守る暗号化通信「Letter Sealing」への対応を拡大

 LINEは8月30日、コミュニケーションアプリ「LINE」において、より安全にユーザーの通信を守る取り組みとして、暗号化通信方式「Letter Sealing」への対応を拡大。8月31日よりグループトーク/複数人トークへの1次適用を開始したと発表した。

 Letter Sealingは、発信者の端末からLINEのサーバを経由した受信者の端末まで、ユーザー間の通信内容を暗号化し、送信者と受信者以外にはメッセージ内容を解読できないように設計された暗号化通信方式(End-to-end encryption、E2EE)。

 同日より、LINEアプリ(iPhone/Andoroid:ver6.5、Windows/Mac:ver4.8 以上)において、Letter Sealingが適用されているかどうかをユーザーがひと目で判別できるように、該当のトークルーム名に鍵マークを表示するIndicator機能を搭載。順次全ユーザーに適用するという。

鍵マーク
鍵マークを表示するIndicator機能の提供を開始

 同社では、LINEのサービス開始当初より、通信の安全性を保証するための暗号化技術について、最先端の技術・手法を取り入れてきたという。これまでも、トーク内容はユーザーの端末とサーバ間で暗号化されているほか、日本国の法律に定められる「通信の秘密を守る法律」により、データの厳格な保護・運営をしていると説明する。

 2015年11月からは、LINEのトーク機能における1対1のメッセージを対象に、Letter Sealingの1次適用を開始した。現時点で、Letter Sealing機能によって保護される対象情報は、トーク内のテキストと位置情報のみだが、今後順次適用を拡大していく予定。

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