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頑丈な「Gorilla Glass」製のUV/円偏光フィルタ--割れない、傷付かない、汚れない

 カメラのレンズを守るため、保護用フィルタを装着する人は多い。保護目的にはUVフィルタを使うが、これは銀塩カメラ時代の名残である。フィルムは目に見えない紫外線(UV)に対する感度が高く、そのまま撮影すると見た目より白の強い写真になってしまう。これを避けるため、紫外線を吸収するUVフィルタが必要とされたのだ。そして、UVフィルタは色味を変えないことから、保護フィルタとしても使われるようになった。

 そのUVフィルタだが、レンズより前の一番外側にあるので、何かにぶつかって割れたり傷が付いたりしやすい。サイズの大きいUVフィルタは消耗品といえないほど高価で、壊すと財布に響く。UVフィルタが割れると、レンズにも傷が付きかねない。


UVフィルタが割れると、レンズにも財布にもよくない(出典:Indiegogo)
UVフィルタが割れると、レンズにも財布にもよくない(出典:Indiegogo)

 そこで、頑丈なことで知られるガラス「Gorilla Glass」で作られたUVフィルタ「Aurora PowerUV」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Indiegogo」で支援募集中。


頑丈なことで知られるGorilla Glassを採用(出典:Indiegogo)

 PowerUVの使っているガラスは、衝撃を受けやすいスマートフォンやタブレット、スマートウォッチなどの画面で多く採用されているCorning製「Gorilla Glass 3」。一般的なUVフィルタより割れにくく、確実にレンズを守れる。

 高さ50インチ(約1.27m)から鉄球を落としてぶつける試験「ANSI Z87.1-2003」で堅牢さを確認したところ、テストした市販UVフィルタは0.56オンス(約16g)の鉄球ですべて割れてしまった。これに対し、PowerUVは16gの鉄球だけでなく、はるかに重い56gの鉄球を落としても割れなかった。


テストした市販UVフィルタはすべて割れた(出典:Indiegogo)

56gの鉄球を落としても割れないPowerUV(出典:Indiegogo)

 また、PowerUVは傷も付きにくいという。検証のため、PowerUVを小石や鍵、ポケットナイフと一緒に箱へ入れ30分間振動させたが、表面に傷はなかったそうだ。

 UVフィルタとしての光学特性も十分だ。可視光(波長390nmから700nm)に対する透過率は99.6%と高く、色の偏りも小さい。そして、透過率を高めるコーティングがゴーストやフレアの原因となる反射を抑えている。このコーティングには、水や油、ほこりを付きにくくする効果もある。


UVフィルタとして十分な光学特性(出典:Indiegogo)

コーティングは水や油、ほこりの付着も防ぐ(出典:Indiegogo)

 さらに、PowerUVの開発チームは、Gorilla Glass 3ベースの円偏光(CPL)フィルタ「Aurora PowerCPL」も用意している。


CPLフィルタで得られるさまざまな効果(出典:Indiegogo)
CPLフィルタで得られるさまざまな効果(出典:Indiegogo)

 Indiegogoでの目標金額は3000ドル。記事執筆時点(日本時間8月10日13時)でキャンペーン期間は16日残っているが、すでに目標を上回る約4000ドルの資金を集めている。

出典:Indiegogo

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