デル、「Android」タブレットの販売を終了

Sean Hollister (CNET News) 翻訳校正: 湯本牧子 吉武稔夫 (ガリレオ)2016年07月04日 12時07分

 Dellが「Android」ベースのタブレットシリーズ「Venue」の販売を終了する。新しいモデルで置き換えることもないという。米CNETはVenueの2モデルを「Best Android tablets of 2016」に選出していた。

 米国時間7月1日時点で、DellはAndroid製品を販売していない。

 Dellの広報担当者は次のように述べている。「スレート型タブレット市場は飽和状態にあり、顧客からの需要が低下しているため、当社はAndroidベースのタブレット製品Venueを終了することにした」

 Dellはハイブリッド型「Windows」デバイスに注力する意向だ。その一部は、これまでのAndroidタブレットと同じVenueブランドで販売されている。

 広報担当者によると、Dellは既存のデバイスを新しいバージョンのAndroidにアップグレードすることもないという。現在有効な保証は履行する。

 DellはこれまでにもAndroid製品を手がけ、後に断念したことがあった。Dell初のAndroidデバイスはスマートフォンで、5インチの「Dell Streak」を2010年に発売した。続いて「Dell Venue」「Dell Venue Pro」を発売した。Dellは2012年にスマートフォンの開発を終了し、Venueの名前を一時的に廃止した。

 Dellの広報担当者によると、同社が今後Androidを活用していく可能性はあるという。「これでAndroidベースの製品は当社の現行ポートフォリオから姿を消すが、われわれは完全に道を閉ざしているわけではなく、将来Androidをサポートすることについて引き続きオープンだ」と、この担当者は述べている。

 DellがAndroid製品の開発を終了したというニュースは、PCWorldが最初に報じた。

DellがAndroidタブレットの販売を終了する

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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