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方向指示器を自動点滅させる自転車用ヘルメット「CLASSON」--ナビ機能も搭載

 気軽に乗れる自転車でも、転倒や衝突で何かに頭をぶつけると致命的な状況になる。そのため、乗車時にヘルメットをかぶる人が増えた。

 通常のヘルメットは頭を衝撃から守る受け身の防御ツールだが、今回紹介する自転車用ヘルメット「CLASSON」は、より積極的に安全を確保するためのスマートな機能を搭載している。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。

積極的に安全を確保するスマートな自転車用ヘルメット(出典:Kickstarter)
積極的に安全を確保するスマートな自転車用ヘルメット(出典:Kickstarter)

 CLASSONは、方向指示器とブレーキランプを組み込んだ自転車用ヘルメット。そして、後方から近づく自動車の存在もLEDの光で教えてくれる。

方向指示器やブレーキランプを搭載(出典:Kickstarter)
方向指示器やブレーキランプを搭載(出典:Kickstarter)

 前後に設けられた方向指示器は、スイッチを操作することなく光らせられる。曲がる方向へ腕でサインを出すと、ヘルメット内のセンサが腕の動きを認識し、左または右の方向指示器が自動的に点滅するのだ。ブレーキランプも同様で、速度を落とすと自動的に点灯する。

手の動きで方向指示器を点滅(出典:Kickstarter)
手の動きで方向指示器を点滅(出典:Kickstarter)
速度を落とすとブレーキランプが点灯(出典:Kickstarter)
速度を落とすとブレーキランプが点灯(出典:Kickstarter)

 後方の自動車は、カメラでとらえた映像を解析し、右後方または左後方から近づくと、“つば”にある右側または左側のLEDが光って教えてくれる。これにより、前に注意を向けた状態で、左右どちらの後ろから自動車が近づいているか認識できる。

後ろから近づく自動車をLEDで警告(出典:Kickstarter)
後ろから近づく自動車をLEDで警告(出典:Kickstarter)

 CLASSONは、ナビゲーション機能も備えている。連携させたスマートフォンのアプリで目的地を設定して移動を始めると、つばのLEDが曲がる方向を指示してくれる。地図を見る必要がないため、交通状況に集中できて安全性が高まる。

LEDの光で曲がる方向を指示(出典:Kickstarter)
LEDの光で曲がる方向を指示(出典:Kickstarter)

 さらに、ビデオを撮影してストリーミング配信することも可能だ。安全性を高める機能ではないが、日々の自転車ライフを手間なく記録できて楽しいだろう。

 Kickstarterでの支援受付期間は日本時間7月22日まで。記事執筆時点(日本時間7月1日19時)でキャンペーン期間は20日残っているが、すでに目標金額3万ドルを大幅に超える約8万1600ドルの資金を集めている。

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