アップル、子供向けにプログラミングなどの「夏季講習」--米国など4カ国で

Katie Collins (CNET News) 翻訳校正: 湯本牧子 高森郁哉 (ガリレオ)2016年06月22日 11時23分

 Appleは、プログラムで制御できるチャーミングなロボット「Sphero」と、プログラミングのコースを提供しているTynkerのスタッフを誘い入れて、2016年のサマーキャンプ「Apple Camp」向けに、プログラミングとロボット工学の新たなセッションを企画した。

 この無料キャンプへの登録受付は、米国時間6月21日に始まった。米国、英国、中国、カナダで2016年7月に開催される予定だ。Appleは、これまで数年にわたってこのプログラムを提供しており、同社製のハードウェアとソフトウェアを使ったキャンプをApple Storeで開催してきた。

 プログラミングとロボット工学の新キャンプは、2つの既存のオプションと併せて実施される。子供たちは既存のオプションで、「iMovie」と「iBooks Author」を使って、映画やインタラクティブな物語の作り方を学べる。

 Appleは、2016年6月の開発者向けカンファレンス「Worldwide Developer Conference(WWDC)」で、「iPad」向けの新しいプログラミングチュートリアルアプリ「Swift Playgrounds」を発表した。Swift Playgroundsは、Apple独自のプログラミング言語「Swift」を使った基本的なプログラミングを教えるアプリだが、Apple Campプログラムでは使われない。

 Appleの広報担当者によると、Swift Playgroundsは12歳以上の子供向けに設計されたという。これに対し、Apple Campは8〜12歳の子供を対象にしている。

 各キャンプでは、90分間のセッション3回を、3日間にわたって開催する。子供たちは、最初の2日間で各自のプロジェクトに取り組み、最終日には保護者らとともに一堂に会して、完成した作品を発表する。プロジェクトに取り組むあいだ、子供たちには「iPad Pro」と「Apple Pencil」が支給される。

 Appleはまた、2016年のキャンプで初めて、保護者を対象にしたセッションも正式に組み入れた。保護者らはセッションに参加して、子供たちが目標のためにどんなことを学んでいるのかを把握したり、複数デバイスの設定管理と自宅内での共有の方法を学んだりできる。

Apple Camp
Apple Camp
提供:Apple

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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