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“名医”を検索できるサイト「クリンタル」--資金調達しクリニック提案も

2016/03/23 12:00
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 名医検索サービス「クリンタル」を運営するクリンタルは3月23日、伊藤忠テクノロジーベンチャーズ、Draper Nexus Venture Partners II、個人投資家から資金調達したことを発表した。調達額は非公開。

 クリンタルは、元医者で医療コンサルタントの経験を持つ、同社代表取締役社長の杉田玲夢氏が、2015年7月に立ち上げた名医の検索サービス。医者によってスキルにバラつきがある“病院”ではなく、“医者のスキル”を軸に探せることが特徴だ。電話での覆面調査や厚労省のデータによって、独自の基準で上位3~4%の医者を選定しているという。現在は、首都圏を中心に130疾患、1200人の名医が登録されている。

クリンタル代表取締役社長の杉田玲夢氏
クリンタル代表取締役社長の杉田玲夢氏

 名医の詳細ページでは、手術数や専門医資格などの「臨床・技術」、論文・学会発表数や略歴などの「学術・知識」、手術までの待機時間などの「受診のしやすさ」がスコア表示される。患者は従来、自宅からの近さや地域での評判など限定された情報で受診先を選ぶしかなかったが、クリンタルによって十分な情報を元に受診先を検討できるようになるとしている。

 2015年12月からは、患者から直接ウェブで現在の病状や受診時の希望などを聞いて、最適な受診先を提案するサービスも有料で提供している。ただし、受診先に紹介状を書くといったものではなく、あくまでも受診先の提案や、受診しやすくなるための方法などを伝えるサービスとなっている。現在の平均単価は1万円程度だという。

「クリンタル」のウェブサイト
「クリンタル」のウェブサイト

クリニックのレコメンド機能も

 今回実施した資金調達によって、現在は首都圏のみとなっている名医の情報を日本全国へと広げる。情報の収集については引き続き病院への電話調査となるが、スタッフを増やし、あらかじめ質問項目をマニュアル化することで、「1年で5000人以上の名医の情報を掲載できるようにしたい」(杉田氏)という。

クリニックの「口コミ」イメージ クリニックの「口コミ」イメージ
※クリックすると拡大画像が見られます

 また現在は、「大腸がん」や「心臓弁膜症」など、疾患が確定している人に対して名医を紹介するサービスを提供している。今後は、これに加えて「頭痛がする」といった軽度な症状の患者に、年齢や性別、場所、症状などを入力することで最適なクリニックをレコメンドする機能も夏ごろに提供する予定だという。それぞれのクリニックには患者がレビューを残せるようにする。

 さらに、生命保険商品や健康保険組合などへ、付帯サービスとして受診先提案サービスの導入を推進していくという。その中で 、保険加入者が適切な受診先を受診することによる、医療費の削減効果の実証も進めていくとしている。

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