オーディオメーカーのSonos、音声で操作できるデバイスの開発に着手

Ben Fox Rubin (CNET News) 翻訳校正: 湯本牧子 吉武稔夫 (ガリレオ)2016年03月11日 12時22分

 「Amazon Echo」を持っている人なら、Echoに搭載されているデジタルアシスタント「Alexa」とすでにかなり快適な会話ができているだろう。Apple、Google、Microsoftなど、どの大手テクノロジ企業に聞いても、将来はガジェットを音声で制御することになるのは明らかだ。

 このトレンドは、Sonosなどのもっと小規模な企業にも及んでいる。カリフォルニア州サンタバーバラを拠点にワイヤレスオーディオスピーカーを手がける株式非公開企業のSonosは米国時間3月9日遅く、音声で操作できるデバイスの開発に着手することを明らかにした。

 Sonosの最高経営責任者(CEO)を務めるJohn MacFarlane氏は、ブログ投稿で次のように述べている。「Echoは家庭での居場所を見つけた。今後は、開発者がAlexaプラットフォームに新たなアイデアやさらに多くのコンテンツをもたらすにつれて、Echoは音楽や天気など実に多くのものをナビゲートする方法に影響を与えるだろう」

 Sonosの動きは、ワイヤレススピーカーであろうと冷蔵庫であろうと、家庭内のあらゆるものが人間の声に反応する未来を指し示すものだ。音声コマンドは、正しく実装すれば、ごちゃごちゃしたタッチパネルや紛失しやすいリモコンより自然かつ簡単に利用できる。AmazonのAlexaは、すでに照明を制御したり、「Uber」で配車を指示したりできるようになっている。

 音声コマンドに参入するというSonosの決定は、痛みを伴わないわけではない。MacFarlane氏は、移行に伴ってスタッフの一部をレイオフすると述べたが、対象となる具体的な人数については明らかにしなかった。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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