合わせてデザイン都市としての神戸をアピールするため、風景写真を大きく扱うというウェブの中でも斬新なデザインに変えた。
ここまで大胆にできたのは、すでにアクセスのほとんどがスマートフォンに移行し、パソコンからブラウザでアクセスするのは検索機能を使い慣れている人たちだと割り切れたことにある。また、そうした人たちは検索サービスから直接目当てのページへアクセスするので、トップページへの流入数はもともと少なく、それも今回のデザインに踏み切れた理由の一つになっている。
実はスマートフォン向けページはまだ以前のままで、普通にナビゲーションが並ぶデザインになっている。「今回のリニューアルは理想のサイト構築に向けた途中段階。スマートフォンも含め、これからまだリニューアルを進めていく」という。今後は、情報のリコメンドを用意したり、発信したい情報をサイト内にちりばめたりし、さらに情報にたどり着きやすいページづくりを目指すとしている。
発表を行ったCode for Kobeは、地域市民が主体となって情報技術を使った課題解決や支援活動を行うコミュニティだ。参加者にはエンジニアやデザイナーも多く、使用したツールなど技術面に関する質問も続いた。ツールは、Googleのカスタム検索やイスラエル発のサイト解析ツール「SimilarWeb」など無料で使えるものを応用し、デザインも使いやすさに配慮している。
「理想の提案はあるが自治体の考え方や予算もあるので、それに沿って実現することが大事。データだけでなくアンケートから見える意見も参照しながら、アクセスしてもらえるサイトにしていきたい」
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