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スケジュール表示だけのスマートウォッチ「Calendar Watch」--アナログ時計と融合

 スマートウォッチの便利さは理解できるが、どれも帯に短したすきに長しで、なかなか自分に合うものが見つからない。そんな悩みを解消しようと、機能を取捨選択できるスマートウォッチ「BLOCKS」を検討したものの、搭載する機能を増やすとバッテリ駆動時間の短さが問題になり、時計としての実用性が低下する。

 そこで、スケジュールしか表示しない割り切ったスペックで長時間使えるようにしたスマートウォッチ「Calendar Watch」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。

スケジュールしか表示しない割り切ったスマートウォッチ(出典:Kickstarter)
スケジュールしか表示しない割り切ったスマートウォッチ(出典:Kickstarter)

 Calendar Watchは、3針式アナログ時計のフェイス部分に電子ペーパー画面を組み込み、スマートフォンから同期させたスケジュールを表示するスマートウォッチ。極めてシンプルな表示スタイルを採用しており、文字盤の時間表示部分にスケジュールの有無だけを色の変化で示す。短針との位置関係を見ることで、予定までの残り時間が一目で直感的に分かる。

アナログ時計のフェイスにスケジュールの有無を表示(出典:Kickstarter)
アナログ時計のフェイスにスケジュールの有無を表示(出典:Kickstarter)

 竜頭やボタンは備えていない。一般的なスマートウォッチと異なり、着信メッセージの表示、心拍数の計測などには対応していない。これにより、最大3週間という長いバッテリ駆動時間が実現されると同時に、複雑な機能に煩わせられないシンプルな生活が手に入る。

 機能はスケジュールの有無を表示することと、バイブレーションなどでアラームを鳴らすことだけ。スケジュールの内容を確認するには、スマートフォンを見る必要がある。時刻はスマートフォンと同期され、タイムゾーンの変更も自動的に処理される。

デザインは左から「Polar White」「Aqua Blue」「Special Edition Black」の3種類(出典:Kickstarter)
デザインは左から「Polar White」「Aqua Blue」「Special Edition Black」の3種類(出典:Kickstarter)

 スケジュールの表示形式は、12時間分のスケジュールをまとめて表示して内容を12時間ごとに更新する「FIXED」と、更新間隔が15分で現在時刻から12時間分のスケジュールを表示する「FLEXIBLE」の2種類。FIXEDモードの場合、12時間の開始時刻を自由に指定できるので、例えば朝9時から夜9時までの12時間単位でスケジュールを表示するといったように、生活パターンに合わせた選択が可能。

 ダブルタップ操作で12時間後から24時間後のスケジュールを表示できる。また、トリプルタップするとその場でスマートフォンとスケジュールを同期する。

 Calendar Watchの各種設定とスケジュール同期は、専用アプリで実行する。このアプリを経由することで、「iCalendar」「Google Calendar」「Outlook」「Facebook Events」「Yahoo!」「Yandex」のスケジュールが同期できる。

各種スケジュール管理アプリと同期可能(出典:Kickstarter)
各種スケジュール管理アプリと同期可能(出典:Kickstarter)

 Kickstarterでの支援受付期間は日本時間3月26日まで。記事執筆時点(日本時間3月1日12時)で、目標金額の9万5000ユーロに対し、約8万ユーロの資金を集めている。キャンペーン期間はあと24日ある。

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