グーグル、円形の新型「Chromecast」を発売--音楽向けデバイスも

 グーグルは2月18日、新しい「Chromecast(クロムキャスト)」と「Chromecast Audio」を日本で発売した。価格はどちらも4980円。ビックカメラやヤマダ電機、ヨドバシカメラ、楽天などで購入できる。Google ストアでは2月19日から販売する。米国では2015年9月末から販売していた。

新型「Chromecast」 (C)Google
新型「Chromecast」 (C)Google

 Chromecastは、テレビに挿しこむことで、スマートフォンで見ている動画や映画、写真などを、テレビの大画面に映すことができるデバイス。2014年の5月に日本で初めて販売され、現在は「GYAO!」「dアニメ」「dTV」「Netflix」「ビデオパス」「Hulu」などの対応アプリが配信されている。

 PCのChromeブラウザの画面や、Google ドライブに保存されたドキュメントをテレビに表示したり、スマートフォン向けゲームを大画面で楽しむことも可能。Android端末、iOS端末、Windows、Macなどに対応しており、接続したスマートフォンなどをリモコンとして利用する。映像の上映中もスマートフォンは操作できる。

スマートフォンで見ている映画をテレビの大画面で (C)Google
スマートフォンで見ている映画をテレビの大画面で (C)Google

 最新モデルは円形のデザインへと一新され、よりすっきりとテレビに挿しこめるようになった。ハードウェア面では、Wi-Fi接続のパフォーマンスを改善。802.11acおよびデュアルバンドの2.4GHzと5GHzに対応したほか、家のWi-Fi環境が変化するたびに一番効率的なアンテナと電波を自動選択する機能も追加した。

 本体サイズは、直径51.9mm、厚さ13.49mmで、重量は39.1g。本体カラーは、ブラックに加えて、レモネードとコーラルの全3色を用意した。新モデルの発売にあわせてChromecastアプリもアップデート。数千種類のコンテンツをジャンル別に表示するほか、利用者のスマートフォンにまだインストールされていないキャスト対応のアプリをレコメンドする。

部屋から出ても音楽が途切れない「Chromecast Audio」

 Chromecast Audioは、付属の3.5mmケーブルをスピーカーのAUX端子につなげることで、好きな音楽やラジオ、ポッドキャストなどをWi-Fi経由でストリーミングできる端末。RCAと光デジタルにも対応している。「Google Play Music」「AWA」「KK BOX」といった音楽アプリに対応している。Chromecastと同様に、AndroidやiOS、PCなどをリモコンとして利用する。

 Bluetoothと違い、Wi-Fiを使ってクラウドから直接ストリーミングするため、高音質で音楽を楽しめるほか、再生している間もスマートフォンで電話に出たり、動画を見たりできる。部屋から出ても、スピーカーから流れる音楽が途切れたり、端末の電池が消耗することもない。

「Chromecast Audio」の利用イメージ (C)Google
「Chromecast Audio」の利用イメージ (C)Google

 さらに、ゲストモードを利用すると、特別な設定なしに複数人のスマートフォンやタブレットから、スピーカーに音楽を配信できる。Chromecast Audioに接続されているスピーカーをグループ化して、家中のスピーカーに一度に音楽を配信できるマルチルーム機能も搭載した。

 本体サイズは、直径51.9mm、厚さ13.49mmで、重量は30.7g。本体カラーはブラック。

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