3つ目のプロダクトは「ARATAS NET」と名付けられたメディアプラットフォーム事業で、「GOOUME」や、情報キュレーションサービス「LOUCAS(ルーカス)」をホームアプリ化し、そこに広告配信を行うというものだ。
「デバイスメーカーの多くは製品を作るだけで手一杯で、その中身であるUIや、サービスの提供にまで手が回っていない。多くのスマートフォンが販売されているのに、それがメディアとして生かされていないのはもったいない」と横地氏。
そこでGoouteが、前述のUIとともに各国のニーズにあわせたコンテンツ配信や情報配信を行うホームアプリを提供。そこへ広告を配信して得た収益を、デバイスメーカーに還元していくという。広告配信は世界最大規模のモバイル広告ネットワークを運営する、inMobi(本社:シンガポール)と提携して展開予定だ。
GoouteはDEVICE、UI、NETをセットで、またはUI、NET、あるいはNET単体で、デバイスメーカーやODMメーカーに提供していく計画。ARATAS NETについては、すでに複数のメーカーと契約を締結済みで、年内に世界14カ国で5000万~1億台のスマートフォンに搭載される見込みという。
ブランド訴求のため、サウンドプロデューサーのDJ KAWASAKI氏とシンガーのMondayみちる氏によるイメージソングや、モデルの高橋マリ子氏を起用したイメージビデオも作成しており、今後inMobiの広告ネットワークなどを通じて配信していく。多くの日本人クリエイターがかかわるARATASブランドの価値を、いかに高めていけるかが事業成功の鍵になりそうだ。
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