うるる、「空き家」情報のデータベースを公開--都内から全国に拡大予定

 うるるは1月18日、主婦向けクラウドソーシングサービス「シュフティ」のワーカーが手入力をする空き家情報データベースサービス「空き家活用ポータル」の提供を開始した。現在の登録件数は、東京都内23区を中心とした約1500件。サービス開始1年目で東京都内を中心に8万件の空き家情報の収集を目標としている。今後、対象となるエリアを全国に広げていく予定だ。

「空き家活用ポータル」
「空き家活用ポータル」

 シュフティに登録している全国で約27万人のワーカーが、スマートフォンの専用アプリなどを使い、対象エリアの空き家情報を収集。それらの情報をもとに、うるるがデータベースを構築する。不動産会社、リフォーム会社、解体工事会社、セキュリティ会社、管理会社、火災保険会社、税理士や弁護士、不動産鑑定士、土地家屋調査士などをターゲットとしている。

  • アプリのイメージ

 無料会員サービスと、月額税別2万円の有料会員サービスがある。無料会員サービスでは、都道府県や市区町村など大まかな住所情報や、敷地面積、築年数、賃貸・分譲などの条件で空き家を検索できる。

 一方、月額有料会員サービスでは、詳細な住所や物件名、外観の写真など、より具体的な空き家情報を1件100円から購入できる。また、新しい空き家情報がメールで届くほか、物件所有者へのDM配信をうるるに任せられるオプションも用意される予定だ。

 基本のデータベースでは、物件登録日、物件タイプ、物件の全体写真、築年数、敷地面積、建物の状態、建物の特徴(豪邸、古民家、立地、レトロ感)、都道府県市区町村(番地や建物情報は除く)などの情報を取り扱う。また、詳細データベースには、詳細住所情報、建物名、部屋番号、エントランスの写真などが含まれる。

 うるるは、2015年11月にシュフティの登録ワーカー向けに、「外出」に特化したマーケットプレイス「シュフティ外出」をリリースしている。その際、不動産仲介会社や不動産活用コンサルタント会社、リフォーム会社などから、一軒家やマンションの空き家確認、写真撮影などでの登録ワーカーの活用について相談が多かったという。

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