Xiaomi(シャオミ)に良いニュースと悪いニュースがある。良いニュースは、Xiaomiが2015年に販売したスマートフォンの台数が7000万台となり、中国国内で最大の市場シェアを獲得したとしていることだ。そして悪いニュースは、最高経営責任者(CEO)の雷軍氏が掲げていた目標台数1億台に3000万台届かなかったことだ。
雷氏は当初、2014年の販売目標を1億台と設定していたが、その後、自身の見積もりを8000万台に下方修正した。この最新の数字は、Xiaomiが現地時間1月15日に公表した。
Xiaomiが目標に達しなかった一因は、中国のスマートフォン市場の全般的な低迷にある。2015年は総じて成長が鈍化した。それでも、Xiaomiの市場シェアが重要な意味を持っているのは、それが競合のHuawei(ファーウェイ)に勝利したことを意味するからだ。Huawei自身も2015年に大きな飛躍を遂げ、「Nexus 6P」でGoogleと提携したことにより、国外でのブランド認知度を向上させた。
もう1つ、スマートフォン販売の低迷につながった要因として考えられるのが、「Mi 4」の後継モデルの不在だ。
Xiaomiのブランド力を支えていたのは、ミッドレンジの「Mi」シリーズだ。しかし、2015年に同社が注力したのは「Redmi 3」などの手頃な価格帯の端末と、「Mi Note Pro」などのハイエンド端末だった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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