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CES 2016

NVIDIA、自律走行車向けコンピュータ「Drive PX 2」を発表

2016/01/06 08:39
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 NVIDIAの最高経営責任者(CEO)を務めるJen-Hsun Huang氏は、自律走行車の実現に向けて設計された新しいコンピュータ「Drive PX 2」をCES 2016における記者会見で発表した。Drive PX 2は、NVIDIAが2015年のCESで発表した「Drive PX」コンピュータの新バージョンだが、性能がかなり向上している。

 Drive PX 2は、2つのNVIDIA製「Tegra」プロセッサと2つのグラフィックプロセッサを搭載し、処理コアは合計12個にも及ぶ。このハードウェアによって、8テラフロップスのデータ処理、または1秒あたり2800枚の画像処理が可能だ。Huang氏はこの処理能力を、Appleの「MacBook Pro」150台分に相当するとした。

 自律走行車向けとして同コンピュータは、複数のカメラ、レーダーおよびLIDAR、レーザーベースのセンサやトランシーバからの画像を処理し、コンピュータの外部環境に一致する仮想世界をリアルタイムに構築する必要がある。それに加えてDrive PX 2は、他の車の流れ、車線、交通標識、歩行者といった周囲にある他の多数のオブジェクトを考慮しつつ、アルゴリズムに基づいて車の合理的な進路を計算する。

 NVIDIAは、自律自動車実現に向けた技術にかなり力を入れており、CES 2016において数百万枚もの画像に基づくニューラルネットワーク「Drivenet」も発表した。DrivenetによってDrive PX 2は、視覚像から識別済みの類似のオブジェクトに基づいて周辺オブジェクトの認識ができるよう、学習が可能になる。DrivenetとDrive PX 2は、ディープラーニングネットワークの構成要素である。ディープラーニングネットワークは、自律走行車だけでなく、コンピュータが人間や外部の世界と通信するための音声認識といった手段を実現するための基盤コンピューティング技術となりつつある。

 NVIDIAの自動車担当ディレクターを務めるDanny Shapiro氏は、自動車メーカーらによる前機種のDrive PXコンピュータに対する試験が開始されるにつれて、その性能が実稼働の自律走行車に対して十分ではないことが明らかになったため、NVIDIAはコンピューティング能力を大幅に向上させ、液体冷却装置を追加して、Drive PX 2を開発したと述べた。

 Huang氏によると、Volvoは、新しいDrive PX 2コンピュータを最初に試験する企業として、百台の自律走行試験車両に同コンピュータを使用する予定だという。

強力だが大きさはランチボックス程度しかなく、量産車に搭載可能な大きさをしているDrive PX 2
Drive PX 2は強力だが大きさはランチボックス程度しかなく、量産車に搭載可能な大きさをしている。
Screenshot by Lori Grunin/CNET

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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