freee、10億円の追加増資--2015年の調達額は累計45億円超に

 クラウド会計ソフト「freee」などを運営するfreeeは12月28日、SBIホールディングスの子会社であるSBIインベストメントが運用・管理をする「FinTech ファンド」を中心とする複数のファンドを引受先として、10億円の第三者割当増資を実施したと発表した。この増資により2015年の累計調達額は45億円となり、未上場企業においては2015年で最大規模となる。調達資金は、事業領域を広めるための人材の拡充に利用するとしている。

 同社は戦略的にパートナーシップを拡充し、連携することで事業領域を広めている。12月には「クラウド会計ソフト freee」を導入している会計事務所の数が2000事務所を突破。また、三菱東京UFJ銀行やみずほ銀行などをはじめとする11の金融機関との連携も開始している。

 2016年はマイナンバー制度の本格化や電子帳簿保存法改正により、領収書や請求書のスキャナ保存が可能になるなど、業務プロセスに大きな変化が生じると見られる。同社はこれらの動きに合わせて最良のサービスを提供するとしている。

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