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世界中どこからでも応対できるドアホン「FlexiBell」--スマートロックとも連動

 急増した海外からの旅行者、嵐のコンサートに全国から終結するファン、2020年の東京オリンピックで予想される首都圏の混雑などにより、日本各地で宿泊施設の不足が問題視されている。そのため、“民泊”などと呼ばれる「Airbnb」といった空き部屋シェアサービスの活用が検討されるようになった。

 いざAirbnbを利用しようとすると、どうやって利用者に部屋の鍵を渡すかが悩みだ。インターネット経由で仮想的な鍵を管理できるスマートロックを採用する手もあるが、そのスマートロック専用アプリを宿泊者のスマートフォンにインストールしてもらう必要があるなど、意外と手間がかかる。

 そんな悩みは、世界中どこからでも応対できるドアホン「FlexiBell」で解決させられる。現在、クラウドファンディングサービス「Indiegogo」で支援募集中。


世界中どこからでも応対できるドアホン(出典:Indiegogo)

 FlexiBellの外見は変哲ないドアホンそのものだが、SIMカードを挿入可能で、ベルを押した訪問者が家主と携帯電話ネットワーク経由で通話できる。市販されているスマートロックや電子錠の多くと互換性があり、家主がスマートフォンで訪問者に応対してトーン発信すると、ドアの鍵を世界中のどこからでも開けられる。

 スマートロックをドアに取り付けていない場合などは、そのまま通話で鍵を預けている近所の人に声をかけるよう指示したり、鍵の隠し場所を教えたりする使い方も考えられる。


訪問者と電話で話せる(出典:Indiegogo)

 専用アプリを使うスマートロックと違い、家主はアプリをインストールする必要がない。そのうえ、訪問者はアプリが不要などころかFlexiBellを押すだけなので、操作を意識することなく遠方にいる家主とやり取りできる。

 FlexiBellは無線LAN(Wi-Fi)でなく携帯電話ネットワークを介して家主と訪問者を結ぶ。そのため、Wi-Fi環境を設定する手間がかからず、Wi-Fiを用意できない屋外の門扉などにも設置可能だ。

 Airbnbや同種サービス「FlipKey」「Wimdu」「Couchsurfers」の訪問者を案内する以外に、宅配荷物受け取りやペットシッター応対のほか、サンタクロースに玩具を置いていってもらうことも不在時にできる。


カラーバリエーション(出典:Indiegogo)

 Indiegogoでの目標金額は2万5000ドル。記事執筆時点(日本時間12月14日14時)で集まった資金はまだ1366ドル。キャンペーン期間はあと31日ある。

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