グーグル、AMP適用ページへの検索トラフィック送信を2月にも開始へ

Rachel King (ZDNET.com) 翻訳校正: 佐藤卓 長谷睦 (ガリレオ)2015年12月10日 12時24分

 Googleが、「Accelerated Mobile Pages」(AMP)技術で表示が高速化されたウェブページにGoogle検索のトラフィックを送信する取り組みを2月後半にも始めることを明らかにした。

 AMPは、JavaScript、HTML、そしてさまざまなオープンソース技術を活用したアーキテクチャを基盤に、モバイルネットワーク上で必要となるデータの量をできるだけ少なくすることによって、モバイルに最適化されたコンテンツを提供するものだ。

 Facebookのユーザーは、同社が5月に発表した革新的な機能「Instant Articles」を通じて、すでにこのコンセプトになじみがあるかもしれない。

 AMPの開発者プレビューはすでに10月から公開されており、モバイルユーザーは早ければ2016年2月後半から、AMPが適用されたページを見られるようになる可能性がある。

 ただし、AMPを用いた実験に乗り出す大手IT企業はGoogleだけではない。Twitterは、AMPが適用されたページにリンクを貼るテストを2016年初めから実施する予定だ。また、LinkedInも、掲載コンテンツ向けにAMPを利用する取り組みを2016年に始める計画だという。

 ブログプラットフォームのWordPressは、AMP対応ページの利用を希望するすべてのパブリッシャーのサポートを1月から開始すると明言している。また、多くの分析プロバイダー(Google Analyticsを含む)も、2月後半までに自社のツールをAMP対応にする計画のようだ。

 Pinterestは「iOS」版と「Android」版のアプリでAMP対応ページをすでにテストしており、2016年にはさまざまなメッセージアプリからAMP対応コンテンツにリンクを貼る取り組みも始める予定だ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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