企業向けメッセンジャーサービス「direct」にゲストモード--顧客とのつながりを強化

 企業向けに最適化したメッセンジャーサービス「direct」を運営するL is Bは10月21日、新しいオプション機能「ゲストモード」を発表した。directは社内専用のメッセンジャーだが、社内だけでなく外部のパートナーや特定の顧客ともdirectでつながりたいというユーザー企業からの要望を受けて開発したという。

「ゲストモード」のしくみ
「ゲストモード」のしくみ

 通常のdirectでは、1つの組織に招待されたユーザー同士がお互いにトーク相手として認識でき、自由にやりとりができる。それに対して今回のゲストモードは、管理者や通常ユーザーとはトークができるが、ほかのゲストユーザーの存在は見えないため、ゲストユーザー間でコミュニケーションはとれないしくみだ。

 例えば、営業担当者など企業の担当者が客をゲストユーザーとして紹介すると、個別に1対1でつながれるほか、一斉配信機能も備わっているため1対nとしても利用できる。具体的には、学習塾と保護者、人材派遣会社と登録者、小売業と卸業者間などでの利用を想定している。

想定される利用シーン
想定される利用シーン

 ゲストモードの価格は、初期費用が15万円。最大利用人数100名の「G100」プランが月額3万円~。利用するには、durectのサービスを契約していることが条件になる。

 directは2014年10月の正式サービス以来、1年で100社を超える企業が利用しているという。メッセンジャーアプリで親しまれているチャット形式のユーザーインターフェースで直感的な操作性を備えながら、ビジネスシーンで使えるスタンプ機能や写真共有機能や動画共有機能、位置情報共有機能など現場と社内間のコミュニケーション向けに最適化した機能と高いセキュリティを特長とする。

 社内のシステムや既存のSaaS/PaaS(Google Apps、Microsoft Office365、Cybozu kintoneなど)と連携でき、チャットから日報作成や案件管理、商談議事録、スケジュール管理などの業務を行えるbot機能も備える。

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