凸版印刷、タブレットのTV電話機能を利用したリアルタイム通訳サービスを提供

 凸版印刷は10月15日、タブレット端末のTV電話機能を活用したリアルタイム通訳サービスを10月中旬に開始すると発表した。これに併せて、プログレストと業務提携し、同社のリアルタイム通訳サービス「Face touch me !(フェイス・タッチ・ミー)」の代理店契約を締結した。

 同サービスは、iPhone/iPad/iPad miniに搭載されたTV電話機能を利用し、日本語を英語・中国語・韓国語へとリアルタイムに通訳する。利用価格は、年間プランが月額2万9000円(初期費用別)。短期プランが10日間1万5000円から。なお、タブレットなどの端末、インターネット接続環境は別途用意する必要がある。


「Face touch me !」の利用イメージ。 アイコンをタップ(左)し、翻訳して欲しい言語を選択(中)すると、オペレーターにつながり通訳を開始できる(右)

 対応端末に導入した専用アプリを利用して言語を選択すると、すぐにネイティブ通訳スタッフとのTV電話画面が起動し、リアルタイムで通訳サービスが受けられるという。

 同サービスの本格販売に先立ち、関西国際空港の国際線ロビーや関西国際空港内免税店において、訪日外国人客への対応サービス向上ツールとして採用されている。今後は同サービスを流通や商業・観光施設、金融、公共機関などに向けて拡販し、2016年に関連受注を含め約1億円の売上を目指すという。

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