ドコモ、SIMロック解除の条件を緩和--海外利用のニーズに対応

 NTTドコモは7月7日、SIMロック解除の条件を7月13日から一部変更することを発表した。これまで5月1日以降に発売する機種は、“購入日”から6カ月間はSIMロックを解除できないとしていたが、変更後は“前回のSIMロック解除”から6カ月以上が経過していれば、端末購入日からSIMロックを解除できるようになる。


 ドコモは他社に先行して、一部の機種でSIMロック解除に応じていた。そのため、6カ月前となる2015年1月中旬以前にSIMロックを解除していたユーザーは、7月13日からすぐに解除できるようになる。同社によれば、主に海外旅行などで現地の通信事業者のSIMカードを利用したいユーザーがSIMロックを解除しており、今回もそうしたユーザーの要望に応えたとしている。

 SIMロックを約半年間解除できない理由について、NTTドコモ代表取締役社長の加藤薫氏は4月に開催された決算会見で、「一部のユーザーが不正に端末を入手して転売する行為などが散見されている。そういった悪意のある行為をある程度防止したい観点からそういうものが必要だと思っている」と説明していた。

 なお、ソフトバンクモバイルも5月以前より一部の機種でSIMロック解除に応じていたが、ドコモの発表を受けて条件を変更する予定はないという。KDDIは、5月以前にSIMロック解除に対応した端末を発売していないことから、同じく変更の予定はないとした。

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