グーグル、ロボットカーの事故に関するレポートを公表

Dong Ngo (CNET News) 翻訳校正: 編集部2015年06月08日 08時49分

 Googleは、同社のロボットカーに関連する事故などを報告するためのウェブサイトを開設した。これまでは事故の詳細を明かさない方針だった同社に、態度の変化がうかがえる。

 米国時間6月5日に開設された同ウェブサイトには、法律によって乗車が義務付けられている人間の運転者の身元は伏せつつ、すべての事故の情報が掲載される予定だ。また同サイトには、Googleのロボットカープログラムの概要と、一般的な交通状況におけるロボットカーの動作と適応性についても記載されている。

 同社の初めての月間レポートは5月を対象としたものだが、2009年のプロジェクト開始にさかのぼる事故情報も記載されている。このレポートによると、ロボットカーは最初に開発されて以来、自律運転と手動運転で合計180万マイル(約290万km)以上を走行し、12件の軽微な交通事故に関わったが、いずれもロボットカー側に否はなかったという。4日に起こった13件目の事故では、1台のロボットカーが後方から追突された。ロボットカープロジェクトを統括するChris Urmson氏が5月11日に公開したブログ投稿では、それまでの事故のうちの7件で、Google自律走行車が後方から追突されたと記されていたため、この事故で、後方からの追突事故は8件目だと思われる。

 「後方からの追突は、米国で最も多い事故で、前の車両の運転者が追突を回避するためにできることはほとんどない場合が多い」とUrmson氏は記し、さらに「われわれはこれまでに7回、後方から追突されている。ほとんどが信号停車中だが、高速道路で追突されたこともある」としていた。

 5月の月間レポートには、同社のロボットカーが全般的に過剰なほど慎重に走行しており、人間の運転者では予測や回避できない事故を予測して回避することができることも強調されている。


提供:Google

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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