鍵をひねってウェブサービスを操作するスイッチ「Hackey」--Cerevoが開発

 ネット家電を手掛けるCerevoは3月16日、ウェブサービスと連携した手のひらサイズの鍵スイッチ「Hackey(ハッキー)」を開発したことを発表した。価格は90ドル前後を予定しており、夏ごろに発売するとしている。

 Hackeyは、ネット接続機能を備えた鍵(キー)スイッチで、直径56mm、高さ51mm(鍵部を除く)の小型サイズが特徴。さまざまなウェブサービスを連携操作できる「IFTTT(イフト)」に対応しており、鍵スイッチ操作をトリガーとして、さまざまなサービスが設定通りに動作する。


 たとえば帰宅した子どもがキーをひねって会社にいる親に帰宅を伝える、自宅に設置した鍵をひねって安否を伝えるといった使い方が可能になるとしている。Cerevoでは開発者向けにHackeyの制御用APIを公開し、誰でもHackeyに対応するサービスやガジェットを開発できるようにする。IFTTT以外のサービスやガジェットへの連携も可能だという。

 Hackeyは鍵スイッチとしてトリガーを送る機能だけでなく、ウェブからの情報を受け取る機能も搭載しており、IFTTTで設定したレシピによって本体のLEDを自在に制御できる。たとえば寝室のスマート電球と連携すれば、寝室の照明が点いている場合はHackeyのLEDが点灯するため、照明の消し忘れに気づける。さらにその状態から鍵をひねることで遠隔地にあるスマート電球をオフにできる。


 鍵ユニット部分は着脱可能となっており、市販の直径16mmパネルマウント型スイッチと互換性がある。そのため、鍵ユニットを外して押しボタンを装着したり、3Dプリンタを使ってオリジナルのボタンを作るといった物理的なカスタマイズも可能だという。製品化の際は鍵やボタンなど複数のスイッチを組み込んだHackeyをラインアップとして提供する予定だ。

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