Twitter、急成長するライブストリームアプリ「Meerkat」のアクセスを制限

Richard Nieva (CNET News) 翻訳校正: 編集部2015年03月16日 08時25分

 テキサス州オースティン発--Twitterは護身モードに入っているのかもしれない。

 「Meerkat」は急成長中のモバイルアプリで、ユーザーが自分のTwitterフォロワーに向けて動画をライブストリームできるというもの。2月下旬にリリースされて以来、特に、オースティンで開催予定の技術、音楽、映画のフェスティバル「South by Southwest」(SXSW)が近づく中、多大な関心を集めている。


Meerkatは2月下旬にリリースされて以来、多大な関心を集めている。
提供:Meerkat

 しかし、MeerkatはTwitterユーザーに大きく依存している。そしてTwitterは米国時間3月13日夜、この新しいアプリがターゲットユーザーにアプローチしにくくする措置を導入した。そのタイミングは、Meerkatにとっては痛手だ。多くの新興テクノロジ企業が、高い注目を集めるSXSWと3万人ものその参加者を利用して、自社の名を上げようとするためだ。Buzzfeedが最初にこれを報じた。

 Twitterの広報担当者は声明で、「当社の社内ポリシーに基づき、MeerkatによるTwitterのソーシャルグラフへのアクセスを制限する」と述べ、「同アプリのユーザーは引き続き、Twitter上で動画を配信し、自分のTwitter認証情報でログインすることができる」とした。

 Twitterの措置によって、Meerkatユーザーは、Twitterフォロワーを自分のMeerkatアカウントに自動的にリンクすることができなくなる。それによって、Meerkatユーザーが動画をライブストリーミングする際に送受信可能な通知の数が制限される。今回の変更は、TwitterがMeerkatの競合企業であるPeriscopeの買収を発表したその日に導入された。

 Meerkatの共同創設者であるBen Rubin氏は、「Twitterのこの動きは、Meerkatがどれだけ重大な存在になっているかを示している」とツイートした

 個人の生活をインターネット上に公開するユーザーの増加に伴い、ライブ動画はソーシャルネットワークの重要な要素となる可能性がある。また、マーケティング担当者らが個別の動画フィードでの広告方法を検討する中、収益機会となる可能性もある。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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