ミクシィの出会い系iOSアプリが一時リジェクト--ガイドラインに抵触か

井指啓吾 (編集部)2015年03月03日 16時39分

 ミクシィ傘下のDiverseが運営する恋人探しのマッチングサービス「YYC」のiOSアプリが、2月27日の朝から年3月3日の朝まで、App Storeからリジェクトされていたことがわかった。すでに復旧対応済みで、アプリはランキングや検索結果に表示され、ダウンロードできる状態になっている。

  • App Storeの「YYC」ダウンロードページ

 ミクシィによれば、原因は「Appleのガイドラインに反すると思われる投稿があったこと」で、リジェクト後、ユーザーによる不適切な投稿が表示されないよう改修した。具体的にどの投稿がガイドラインに反していたかはApple側から通知されていないという。同社では「24時間体制で行っている投稿のチェックなどをさらに強化していく」とコメントしている。

 YYCはもともとライブドア(現LINE)が提供していたサービス。LINEがDiverseを新設してサービスを移管した後、2013年10月にミクシィが同社の全株式を取得して完全子会社化した。ミクシィは当時、Diverseでは結婚支援事業のyoubrideに注力するとしていたが、実質的に売上に寄与するのはYYCだと見られていた。なお、YYCの現在の累計会員数は900万人という。

 ミクシィは、求人広告事業、フォトブック事業、結婚支援事業(Diverse運営事業)を「ライフイベント事業」と位置づけている。決算では、結婚支援事業を2014年3月期の第3四半期(2013年4~12月)からライフイベント事業に組み込んでおり、同事業の2015年度の第3四半期(2014年4~12月)の売上高は、前年同期の4.3倍となる43億9000万円、セグメント利益は同27.1%増となる5億1800円にのぼっていた。今回のリジェクトによる売上の影響は「軽微」としている。

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