中国のスマートフォンメーカーXiaomiは米国時間2月12日、サンフランシスコで行った報道陣との炉辺談話で、同社のオンラインストア「Mi」を米国で開設することを発表した。ただし、「Mi」「Mi Note」「Redmi」シリーズのスマートフォンや「Mi Pad」タブレットは扱わない予定だという。その代わりに、Xiaomiはヘッドホンやウェアラブルフィットネストラッカー「Mi Band」など、比較的知名度の低い同社の補助的製品を販売する。
オンラインストアの開設は、待望の米国市場参入への第一歩を意味する。Xiaomiは、まだ誰もが知っている名前ではないが、テクノロジに詳しい人々の間では「中国のApple」という評判を着実に築き上げている。Xiaomiはハイエンドのコンポーネントを搭載する、洗練されたデザインの低価格デバイスを提供しており、その価格は競合製品の半額程度に設定されることもある。
元Google幹部で、2013年に同社を去ってXiaomiの国際事業担当バイスプレジデントに就任したHugo Barra氏によると、Xiaomiはフラッグシップ製品を新しい市場に投入することに関して、計画的かつ慎重でありたいと考えているという。
Barra氏は報道陣に対して、「それらの製品(スマートフォンとタブレット)を市場に投入するのに必要な労力は相当なものだ。われわれは適切なペースで動かなければならない。したがって、当社は比較的シンプルな製品を投入することによって、ある意味で、新市場への参入のペースを加速させている」と述べた。Xiaomi製スマートフォンの欧米市場での発売が遅れている要因として、Barra氏は製造とパッケージング、規制、そして言語の違いによるソフトウェア面の問題を挙げた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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